『ゴシップ』“好き”の解釈のズレが大きな波紋を呼ぶ 凛々子を巡る恋は笹目がリード?

『ゴシップ』“好き”の解釈のズレが呼ぶ波紋

 笹目虎太郎(寛一郎)に告白された瀬古凛々子(黒木華)は、辞書で“好き”の意味を調べ始める。だが、辞書にはさまざまな解釈が記されており、どれが正しいのかいまいち分からない。戸惑う彼女に、笹目は、「いまは辞書じゃなくて、僕の言葉を信じてください」と告げるのだ。「いつか、笑ってる凛々子さんを撮りたい。それが、僕にとっての好きです」と。

 なんでもかんでも辞書のなかに答えを探してきた凛々子を外の世界に連れ出してくれるのは、笹目なのかもしれない。ただ、『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系/以下『ゴシップ』)第9話は、この“好き”の解釈のズレが大きな波紋を呼んでいく。

ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○

 今回、カンフルNEWSの取材対象になったのは、圧倒的な支持を集める小説家・草川敦(渡辺佑太朗)。容姿端麗で「ファンが恋人」と宣言している草川には、アイドル的な人気もある。そんな彼が、島崎一葉(白石糸)という女性と仲睦まじげにしているところを、下馬蹴人(野村周平)が写真に収めた。これは、確実に大スクープになる……はずだったのだが、一筋縄でいかないのが『ゴシップ』なのである。

 実際には、草川と一葉は交際していなかった。けれど、一葉から「好き」と言われていたため、草川もその気になっていたようだ。彼にとっての“好き”の定義は、いちばんに自分の作品を読んでもらいたいと思うこと。一葉といると、創作意欲が掻き立てられるらしい。

 しかし、一葉の気持ちは草川にはなかった。彼女は、いちファンとして「好き」と言っていただけ。作家を目指す一葉は、編集者・川端心平(浜谷健司)の家で暮らしていた。「僕といたら、いつかデビューさせてやる」と言われており、草川に近づいたのも彼に命じられたからだった。

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