安藤サクラと窪田正孝の幸せな日々、妻夫木聡の意味深な言葉も 『ある男』特報映像

 妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らが共演する映画『ある男』の特報映像と第1弾ビジュアルが公開された。

 本作は、平野啓一郎が2018年に発表したベストセラー小説を映画化するヒューマンミステリー。『愚行録』に続き、石川慶監督と脚本の向井康介が2度目のタッグを組む。

 弁護士の城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、里枝の亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だった。

映画『ある男』特報【2022年秋 公開】

 公開された特報映像では妻夫木がナレーションを担当し、「僕たちは誰かを好きになる時、その人の何を見ているのだろう。その人の何を愛するのだろう」という、意味深な言葉から幕を開ける。その後、場面が転換し、エルヴィス・プレスリーの「Can‘t Help Falling In Love」のカバー曲とともに、里枝が“ある男”大祐と、ともに過ごした幸せな日々が映し出される。しかし、大祐が不慮の事故で亡くなってしまい、“愛したはずの夫が、別人だった”という衝撃の事実が明かされるところから物語は一変。「ある男」は一体誰だったのか、なぜ別人になりすましていたのか、謎を残す映像で締めくくられる。映像後半に流れる劇伴音楽は、台湾の室内楽アンサンブルグループCicadaが担当した。

 あわせて公開された第1弾ビジュアルは、城戸、里枝、大祐の3人の顔が重なり合うデザインに仕上がっている。

 また、追加キャストも発表。里枝の息子・悠人役を、オーディションで抜擢され、本作が映画初出演となる坂元愛登が担当するほか、里枝の母親・初江役で山口美也子、大祐の働く林産会社の社長・伊東役できたろう、大祐の過去を知る人物としてカトウシンスケ、河合優実、 でんでんらの出演が決定した。

■公開情報
『ある男』
2022年秋、全国ロードショー
出演:妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん
原作:平野啓一郎
監督・編集:石川慶
脚本:向井康介
音楽:Cicada(Taiwan)
企画・配給:松竹
(c)2022「ある男」製作委員会

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