稲葉浩志が声優初挑戦 『SING/シング:ネクストステージ』で伝説のミュージシャン役に

稲葉浩志『SING』続編で声優初挑戦

 3月18日公開のアニメーション映画『SING/シング:ネクストステージ』の日本語吹替版キャストとしてB'zの稲葉浩志が参加することが発表され、あわせて吹替版の本予告が公開された。

 『ミニオンズ』、『ペット』、『怪盗グルー』シリーズなどで知られるイルミネーション・エンターテインメントによる『SING/シング』は2017年に公開され、週末動員ランキング4週連続1位、最終興収51億円超えのヒットを記録。本作は、その最新作として、新たな仲間も加わり、スケールアップしたキャラクターたちが新たなステージへと踏み出すさまを描く。吹替版では、前作に引き続き主人公バスター役を内村光良が担当するほか、グンター役をトレンディエンジェルの斎藤司、ロジータ役を坂本真綾、ミーナ役をMISIA、アッシュ役を長澤まさみ、ジョニー役をスキマスイッチの大橋卓弥、ナナ役を大地真央、ミス・クローリー役を田中真弓が続投。さらに、新キャラクターのアルフォンゾ役をSixTONESのジェシー、ポーシャ役をBiSHのアイナ・ジ・エンドが担当する。

 稲葉が演じるのは、かつては情熱的でパワフルな歌声が大人気だったロック歌手であり、伝説的ミュージシャンのクレイ・キャロウェイ。本国版ではU2のボノが演じているキャラクターだ。

 物語の中で最も重要な新キャラクターに稲葉を抜擢した理由について、配給元の東宝東和の担当者は、「クレイが伝説的なロックスターのキャラクターということで、どの世代でも“ロックスター”として思い浮かべるミュージシャンは稲葉さんしかいないと制作スタッフ含め満場一致で第一候補となりました。ただ、アニメの中で歌唱することだけでなく、クレイとしての演技も必要なため、お受けいただける可能性があるのか半信半疑でご依頼しました。そんな中、映画とクレイの役柄に共感していただき、ボノへのリスペクトもあるということでお受けいただけるお返事を頂いた時はスタッフ一同震えました。稲葉さんの想いの詰まった、稲葉さんでなければ表現できない、日本語吹替版でしか体験できない素晴らしいクレイ・キャロウェイになったと思います」と語っており、イルミネーション・エンターテインメントの承認を経てキャロウェイ役に決定した。

 稲葉の決定について、主人公・バスターの声優を務める内村は、「2回か3回聞き直しましたね。『ほんとに?』って(笑)。本当に信じられなかったです。まさか!と思いました。稲葉さんが声優をやるんだという事に正直驚いています。それを受けてくださったというのが…...。まだお会いした事がないので、お会いするのを楽しみにしています」と、期待を寄せた。

『SING/シング:ネクストステージ』本予告|日本語吹替キャスト完全版

 今回、声優初挑戦となる稲葉。『SING/シング:ネクストステージ』の日本語吹替版声優が決定したときの気持ちについて、「正直なところ演じているところは想像つきませんでしたし、(私が声優を)するとは思っていませんでした」と自身でも驚いた様子。声優を引き受けようと思った決め手について、「『SING/シング』という映画自体の音楽のクオリティが素晴らしく、ストーリーも非常に分かりやすい。私が声優を務めるクレイ・キャロウェイは、かつてはロックスターだったが今は自分の家に引きこもっている、そのシチュエーションが非常に面白く、やってみようという気持ちになりました」と、本作のテーマである”音楽”と“クレイ・キャロウェイ”というキャラクター性に魅力を感じ、声優挑戦を決意した経緯を語った。同時に「とにかく何から何まで初めての事で、何から準備していいのか分かりませんでしたが、自分ではない人物像に声を入れるという作業は初めてで凄く新鮮で楽しかったです。(アフレコは)大変でもありましたが、色々ご指導いただきまして、非常に勉強になりました」と初挑戦となるアフレコ作業の苦労も語った。

 また、印象に残ったシーンについて触れ、「すべてのキャラクターが挫折から立ち上がるというテーマの元に、“音楽”を通して頑張っていく姿が一貫して描かれていること、さらにアッシュがクレイに再びステージに立ってほしいと説得に行き軒先で歌うシーンは、一人の小さな歌声で誰かを励ましたり、勇気づけたり、また立ち上がるきっかけを与えたり……色々な想いが詰まっている気がして非常に好きなシーンです。葛藤を超えてクレイが15年ぶりにステージに立つクライマックスのシーンは、自分で歌った後その映像を見て感動しました」と『SING/シング』最新作の魅力について語った。

 ラストシーンで使用される本作のテーマソングでもあり、U2が書き下ろした2年ぶりの新曲「YOUR SONG SAVED MY LIFE」、そして声優としてクレイ役を担当したU2のボノについては、「本作のテーマソングは、すごく美しくて素敵な曲だと思っています。深くて大きくとても広がりのあるボノ(U2)さんの声は、シンガーにとっても憧れの声なので、ボノ(U2)さんの演じる役柄を演じる事ができて光栄です」と、稲葉さんと同じく本作で声優デビューを飾ったボノ(U2)へのリスペクトを語った。

■公開情報
『SING/シング:ネクストステージ』
3月18日(金)全国公開
監督・脚本:ガース・ジェニングス
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー
キャスト:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、タロン・エジャトン、トリー・ケリー、ニック・クロール、ボビー・カナヴェイル、ホールジー、ファレル・ウィリアムス、ニック・オファーマン、レティーシャ・ライト、エリック・アンドレ、チェルシー・ペレッティ、ボノ
日本版キャスト:内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、大地真央、坂本真綾、田中真弓、ジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、稲葉浩志
配給:東宝東和
(c)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:http://sing-movie.jp
公式Twitter:@SingMovieJP
公式Facebook:@sing.movie.jp

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