『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が他の作品と違う理由 ヒロイン・関水渚の功績

『コンフィデンスマンJP』関水渚の功績

 劇場版第1作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』(2019年)で物語の鍵を握ったジェシー(三浦春馬)が、ダー子を惑わす唯一の男だとしたら、コックリは、ダー子を変えた唯一の女の子なのかもしれない。彼女に出逢ったことで、ダー子は、“本当の高貴”を知ることができた。“純真”という言葉が誰よりも似合うコックリは、ただ誰かの幸せをひたすらに想うことができる。太陽のような温かさで、人々の凍った心を溶かしていき、ダー子の気持ちまで変えてしまった。

 「他人より優れていることが高貴なのではない。本当の高貴とは、過去の自分自身より優れていることにある」ーー。これは、冒頭でダー子が読み上げたアーネスト・ヘミングウェイの名言だ。本作を通して、この言葉の真意が少し掴めたような気がする。周囲を蹴落とすのではなく、自分自身と向き合い、その価値を“本物”だと信じて歩んでいく。難しいことのように思えるが、きっと私たちになら叶えられるはずだ。だって、誰もが誰かのプリンスであり、プリンセスなのだから。

■放送情報
『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
フジテレビ系にて、1月15日(土)21:00〜23:10放送
出演:長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世、関水渚、古川雄大、白濱亜嵐、柴田恭兵、北大路欣也、竹内結子、三浦春馬、広末涼子、織田梨沙、ビビアン・スー、滝藤賢一、濱田岳、濱田マリ、デヴィ・スカルノ、石黒賢、前田敦子、生瀬勝久、江口洋介
監督:田中亮
脚本:古沢良太
主題歌:Official髭男dism「Laughter」(ポニーキャニオン/ラストラム・ミュージック・エンターテインメント)
制作プロダクション:FILM
製作:フジテレビ・東宝・FNS27社 
(c)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会
公式サイト:http://confidenceman-movie.com 
公式Instagram:https://www.instagram.com/confidenceman_jp/
公式Twitter:https://twitter.com/confidencemanJP

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