犬童一心監督×斉藤ひろし原作・脚本 『ハウ』今夏公開 超特報映像&ビジュアルも

 斉藤ひろし書き下ろしによる小説の映画版『ハウ』が今夏公開されることが決定。あわせてティザービジュアルと超特報映像が公開された。

ハウ

 『クイール』『マリと子犬の物語』『犬と私の10の約束』『僕のワンダフル・ライフ』など、これまでも多く描かれてきた犬と人との絆。『ハウ』プロジェクトでは、犬と人との関係をひとつの物語として、小説・映画として展開する。

 原作となる、2月7日に発売される小説『ハウ』は『キセキ ーあの日のソビトー』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『余命1ヶ月の花嫁』で知られる脚本家・斉藤の書き下ろしに。今回、自身が生涯、温存してきた愛犬と過ごした大切な思い出をエッセンスに小説を執筆した。

 映画化するにあたって監督を務めるのは、『ジョゼと虎と魚たち』『最高の人生の見つけ方』の犬童一心。自身でも愛猫の記事を書くなど動物愛に溢れる犬童監督が斉藤と共同脚本としてタッグを組み、小池賢太郎プロデューサーのもと、小説とは少し違った魅力的な世界観で犬と人との絆を描く。

 公開されたティザービジュアルでは、仔犬・ハウの姿が切り取られ、飼い主を匂わせる人物からの問いかけとして「きみは、いったいどこから来たんだい?」というコピーが綴られている。

映画『ハウ』超特報映像

 超特報映像では、動くハウの姿が捉えられている。原作・脚本の斉藤、監督の犬童、プロデューサーの小池からはコメントも寄せられた。

コメント

斉藤ひろし(原作・脚本)

子供のころ、我が家に一匹の野良犬が迷い込み、そのまま家族の一員となりました。 犬は友であり、私の庇護者でもありました。締め切りに追われ、筆も進まぬまま、愛犬と過ごした日々を思い出していたある夜、 この物語が降りてきました。 犬が私たちに示してくれる愛と友情の深さは理解不能なまでに無限大です。きみ、いったい、何者なの? わたしはずっとこの不思議な存在を小説にしたいと思っていました。 人間の都合で声を失った犬が、傷ついた人々に生きる勇気を与えてくれるお話。 そんな物語に小池賢太郎プロデューサーが共感してくださり、犬童一心監督の手で映像化されることとなりました。犬童監督は作家として無闇に妥協迎合しない厳しさで創作にのぞみ、 なおかつそれが自然と良質なエンタテインメントを生み出してしまうという、 映画に愛された人です。みなさんに、この作品を観て陽だまりのような温かさを感じていただけたら幸いです。

犬童一心(監督・脚本)

「ハウ」は神さまからの贈り物。
その旅の中でいくつもの傷ついた心を見つけ寄り添っていく。どんな時も人を信じきる在り方、そのイノセントな魂に心揺さぶられます。
毎日撮影をしながら、その瞳の輝きに何度もグッときてしまいました。
「ハウ」は、今こそ必要な、他人を思いやる想像力が姿を現したかのようです。
きっと、今一番望まれているものがそこに見えて来ます。

小池賢太郎(プロデュース)

2016年春、脚本家、斉藤ひろしさんと、ある映画の脚本の打ち合わせをしている最中に、偶然にもこのハウの物語をお聞きして、深く感銘を受けたことを今でも覚えております。
あれから、月日が経ちましたが、今の時代に、映画化が決定して、皆様に、この物語をスクリーンで見て頂けることを本当に嬉しく思っております。
犬童一心監督の思いや、斉藤ひろしさんの思いを一身に受け、躍動するハウの勇姿を是非、楽しみにして頂けたらと思います。ハウという一匹の白い犬の存在感。
その大きすぎる魅力に、皆様の驚く顔を想像すると、今からわくわくします。

■公開情報
『ハウ』
今夏ロードショー
原作:『ハウ』斉藤ひろし(朝日文庫)
監督:犬童一心
脚本:斉藤ひろし、犬童一心
音楽:上野耕路
企画・プロデュース:小池賢太郎
プロデューサー:丸山文成、柳迫成彦
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ、東映
配給:東映
(c)2022「ハウ」製作委員会
公式サイト:haw-movie.com
公式Twitter:@haw_movie2022
公式Instagram:@haw_movie2022

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