佐藤二朗が「この子は天才かも」と絶賛 『さがす』娘役・伊東蒼の特別映像公開
1月21日公開の佐藤二朗主演映画『さがす』より、伊東蒼の特別映像が公開された。
本作は、『岬の兄妹』で国内外から高い評価を受けた片山慎三監督がオリジナル脚本で挑む、長編2作目にして、商業映画デビュー作。主演の佐藤は、不穏な言葉を残して娘の前から姿を消した父・原田智役を担当。ユーモラスなパブリックイメージを封印し、原田の直面する苦悩や、単純に割り切れない人間の善悪の曖昧さを表現する。
佐藤演じる原田智の娘・楓役を務める伊東は、中学生でありながら過酷な社会、そして父の失踪という事件に対峙する難役でもある楓役をオーディションでつかんだ。伊東を抜擢した片山監督は「伊東さんはオーディションの1人目だったんですけど、注文に的確に応える力があって、演技に深みもある。大阪弁も話せましたので即決でした。今後、こんな子に出会うことはない」とその演技力に信頼を置き、本番では「楓という役の正解に一発でたどり着く」と絶賛。『ひきこもり先生』(NHK総合)に続き伊東とは2度目の共演となる佐藤も、「(片山監督は)本当にいい俳優を見つけた。この子は天才かも」と太鼓判を押している。
伊東はドラマ『 アントキノイノチ〜プロローグ〜 天国への引越し屋』(TBS系)で俳優デビュー。その後、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で主人公の夫が愛人に押し付けられた連れ子を演じ、第31回高崎映画祭で最優秀新人女優賞を受賞。2017年に公開された初主演映画『島々清しゃ』では独特な音感を持つ主人公・うみを演じ、「第72回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞」を受賞した。2021年にはNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』で、主人公・百音(清原果耶)の前に現れるミステリアスな中学生・石井あかり役を担当。吉田恵輔監督作『空白』では、古田新太演じる主人公の娘・花音を演じ、スーパーで万引きの疑いをかけられ追いかけられた末に車にはねられて死亡してしまう物語の起点になる役どころを担った。
伊東について、本作を手がけたアスミック・エースの山野晃プロデューサーは、「孤独と不安に苛まれながらも逞しく父を捜す楓役は、伊東さんの演技力なくしては成り立たない難役だった。今となっては、他の女優がこの役を演じることは考えられず、彼女と出会えたことは奇跡的。年齢など関係なしに唯一無二の魅力を持った方なので、今後の活躍が本当に楽しみ」と期待を寄せている。
公開された映像では、伊東が演じる楓の目線で本作のストーリーの一端を垣間見ることができる。大人たちに全く相手にされない中、必死に父を探す楓は、その過程で辿り着く連続殺人犯にも気丈に立ち向かう。不穏でありながらもどこか青春映画のような疾走感を感じさせる映像は“父を探した先に少女は何を見つけてしまうのか”と締めくくられる。
■公開情報
『さがす』
1月21日(金)テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:片山慎三
出演:佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也、森田望智
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
製作:アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛:CRG
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
(c)2022『さがす』製作委員会
公式サイト: https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/
公式Twitter: @sagasu_movie