キアヌ・リーブス、「ぼっちキアヌ」についてコメント 「お腹が空いていた」
現在公開中の映画『マトリックス レザレクションズ』に出演するキアヌ・リーブスが、「ぼっちキアヌ(悲しいキアヌ)」についてコメントした。
『マトリックス』や『ジョン・ウィック』シリーズに出演し、俳優業だけでなくコミックライターとしても活躍するリーブスは、ハリウッド大物スターでありながら、プライベートではかざらない素朴な生活を送る庶民派俳優として知られ、ファンへも“神対応”であることで有名だ。彼の神対応はファンのみだけでなく、一般人やスタッフに対してもその“人のよさ”があらわれる数々の「いい人エピソード」で注目を浴びている。先日も、『ジョン・ウィック』第4作の撮影現場で、リーブスがスタッフに混ざり、機材などの荷物を一緒に運ぶ姿が「いい人すぎる」と話題となっていた。
多方面で人々を魅了するキアヌ・リーブスは、ネット上で話題となった「ぼっちキアヌ」(Sad Keanu)とよばれる写真でも有名だ。ひとりベンチの片隅に座り、サンドイッチを片手にもち、うつむき気味のリーブスが、手前に写る一羽の鳥と相まって、なんとも寂しげな雰囲気を醸し出している一枚。
2010年に激写された「ぼっちキアヌ」写真は公開後、ネット上で話題となり、数々のコラージュがつくられ、なかには3Dフィギアをつくる人までいるほど、「ぼっちキアヌ」のミーム化が広まった。
そんな「ぼっちキアヌ」について、キアヌ・リーブス本人が、先日アメリカのトーク番組『The Stephan Colbert Show』に出演した際にコメントした。
リーブスが、共同作者のマット・キントと共に手がけたコミック『BRZRKR』について紹介したあと、番組ホストが「ぼっちキアヌ」写真がプリントされたボードを取り出しリーブスに向け、リーブスは「あぁ、それか(笑)」とリアクション。番組ホストが「みなさんご存知の通り“Sad Keanu”として有名な……」と説明し始めると、リーブスは被せ気味に「サンドイッチ食べてただけなんだよ!」とコメント。
番組ホストから、写真を撮られたとき、「本当に“悲しいキアヌ”だったわけではない?」と聞かれたリーブスは、「考えごとをしていました。いろいろあって。お腹が空いていましたし」と当時の状況について述べた。また、「ぼっちキアヌ」ボードには、『BRZRKR』に登場する主人公が、雨の降るなかうつ向き気味でベンチに座る1コマのイラストも。2つ並べると主人公のイラストは「ぼっちキアヌ」を象徴しているかのようにそっくりである。
リーブスは、ロン・ガーニーという素晴らしいアーティストが『BRZRKR』のイラストを担当していることを紹介し、続けて「ロン・ガーニーが、このように描いたことを知りませんでした。一種のメタですね」「あのミームをコミックに取り入れたのですね」とコメントした。
さらに、番組ホストから「なぜこれほどまでにミームされやすい存在となったと思いますか?」という問いかけに、「まったく分かりません」とリーブスは答えた。番組ホストから「個性的で魅力的な要素がたくさんあるから、人々はあなたをミームするのでは(Lay on you meming)」と言われると、リーブスは、照れ隠しをするかのように、「Meme On Me!」(※「リーン・オン・ミー(Lean On Me)」ビル・ウィザーズの替え歌)と突然歌い始めるのだった。
■公開情報
『マトリックス レザレクションズ』
全国公開中
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、プリヤンカー・チョープラー、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ
配給:ワーナー・ブラザース
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