Netflix『カウボーイビバップ』、早くも打ち切りに 視聴数の低迷とコストが要因か
Netflixシリーズ『カウボーイビバップ』が、シーズン1で打ち切りとなることが決定した。
本作は、同名人気SFアニメシリーズの実写版として2021年11月19日に配信開始されたが、わずか1カ月も経たずに打ち切り決定となった。
実写版『カウボーイビバップ』は、『機動戦士ガンダム』や『コードギアス』など数々の人気アニメを手がけるアニメーションスタジオ、サンライズによる同名アニメを原作に映像化したもの。通称“カウボーイ”と呼ばれる3人の賞金稼ぎが、アクション満載の激しい戦いを繰り広げる、宇宙が舞台の西部劇物語である。
多くのファンから期待が寄せられていた実写版『カウボーイビバップ』は、撮影期間中に、主演のジョン・チョーが現場で負傷したことにより、7~9カ月間製作が中断される事態も。当時チョーは、自身のInstagramにブルース・リーの格言「水は流れることも砕くこともできる」と共に、「ご心配ありがとうございます」と心配するファンへの感謝の言葉を述べていた。
シーズン1での打ち切りとなった理由は明らかにされていないが、批評家や原作ファンからの『カウボーイビバップ』に対する評価が賛否両論であったことや、視聴数の伸び悩みが原因であったと考えられている。
事実、配信開始直後の視聴数(時間)は好スタートをきったものの、その後11月下旬から視聴数は減少する結果となった。撮影はニュージーランドで行われ、制作費用もかかる作品であったことから、シリーズを継続していくための視聴率のハードルも高かったのではとされている。
通常28日間の視聴データをもとに、シリーズ続行の決定を判断するNetflixにとって、今回の打ち切り判断は通常よりも早い決断となってしまった。
参考記事
・‘Cowboy Bebop’ Canceled By Netflix After One Season|DEADLINE
・John Cho Injured on Set of Netflix’s ‘Cowboy Bebop,’ Production Halted for 7-9 Months|Variety
・NETFLIX TOP 10
■配信情報
Netflixオリジナル『カウボーイビバップ』
Netflix独占配信中