ダン・スティーヴンスが甘く囁く 『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』予告編公開
2022年1月14日公開の映画『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
本作は、2022年度の第94回アカデミー賞国際長編映画賞・ドイツ代表にも選出されたロマンティック・アンドロイドムービー。ベルリンのペルガモン博物館で、楔形文字の研究に没頭する学者アルマが、全ドイツ人女性の恋愛データ及び、アルマの性格とニーズに完璧に応えられるようプログラムされた高性能AIアンドロイド・トムと出会い、愛とは何かを見つめ直していく。
抜群のルックスと穏やかな性格と豊富な知識、ロマンチックなエスコートで難攻不落のアルマに恋を仕掛けるアンドロイド・トムを、『美女と野獣』『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンス、トムに尽くされても素直になれないアルマを『es[エス]』『ヒトラーを欺いた黄色い星』のマレン・エッゲルトが演じる。エッゲルは本作で、ジェンダーレスとなって初の第71回ベルリン国際映画祭演技部門最高賞(銀熊賞)を受賞した。さらに、2人の実証実験を見守るワケあり相談員役を、『ありがとう、ト二・エルドマン』『約束の宇宙』のザンドラ・ヒュラーが担当。プライムタイム・エミー賞を受賞した 『アンオーソドックス』のマリア・シュラーダーが監督を務めた。
公開されたポスタービジュアルでは、アルマの横にピッタリと寄り添いながらも、その背後にまるでクローンのように無数に連なるトムの姿が切り取られている。
予告編は、研究者のアルマが、ある企業が極秘で行うこの特別な実験の被験者として参加、彼女の理想のパートナーとしてのあらゆるデータがインプットされたアンドロイドのトムと暮らし始めるシーンから始まる。期間は3週間、報酬を自身の研究に充てることが目的とはいえ、気乗りしないまま彼を自宅に連れて帰るが、その不安は的中。「君の瞳に吸い込まれそうだ」と甘い台詞を囁き、完璧に家事をこなすかと思えば「息抜きして、働きすぎは良くない」とロマンチックな演出とともにアルマに優しい言葉をかける“完璧な彼”に、アルマは調子が狂ってしまい「気が変になりそう」と動揺、機械として接することで距離をおこうとするが、トムはその後も変わらず“アルマを幸せにすること”というただひとつのミッションを成功させるために、献身的な努力を続ける。
そんな中、トムと過ごす時間が増えるうちに、孤独や愛について“人間以上に人間らしい”言葉を発する彼に気づき、「あなたを人間だと思ってもいい?」「あなたがいないとただの人生なの」と、やがて自身の心を開いていく。終盤では、機械らしくショートするトムの姿も捉えられている。
また、11月12日からムビチケも発売。表面はロゴにちょこんと乗ったスティーヴンス演じるトムを使用、裏面はアンドロイドの心臓がイメージされたデザインのクリアファイルが付いてくる。
■公開情報
『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』
1月14日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
監督:マリア・シュラーダー
出演:ダン・スティーヴンス、マレン・エッゲルト、ザンドラ・フュラー
2021年/ドイツ映画/ドイツ語/107分/英題:Iʼm your man/日本語字幕:金澤荘子/PG-12
配給:アルバトロス・フィルム
(c)2021,LETTERBOX FILMPRODUKTION,SÜDWESTRUNDFUNK
公式サイト:imyourman-movie.com