武田梨奈×黒田百音×芋生悠×津田寛治『吾輩は猫である!』12月劇場公開 ポスター&予告も

 映画『吾輩は猫である!』が2021年12月3日に劇場公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作はコロナ禍、窮地に陥った4人の男女が、1匹の白猫を巡る事件に巻き込まれてゆくノワール・ストーリー。マルチアングルPOV版が2021年3月にauスマートパスプレミアムで先行配信されたのに続き、劇場版の上映が決定した。

 『いざなぎ暮れた。』で国際映画祭22冠を受賞した笠木望が夏目漱石著『吾輩は猫である』から着想を得て脚本を執筆。日本の近況を背景に、一癖ある主人公たちの葛藤が描かれる。武田梨奈、黒田百音、芋生悠、津田寛治が出演するほか、アクション総指揮を、唐沢寿明主演『イン・ザ・ヒーロー』でアクション監督を務めた柴原孝典が務め、リアルな殺陣を主軸にしたCGを使用しないアクションを作り上げる。

 借金のカタにとられた1匹の白猫。その猫が原因で4人の男女の運命が複雑に絡み合い物語が展開していく。対戦相手を半殺しにして留置場に入れられた女格闘家・美那(武田梨奈)。出所してきた彼女を待っていたライバルのアンナ(芋生悠)は美那が記憶喪失に陥っていることに気づくが、美那はすぐさま地下格闘技大会に出場させられることに。闇の仕事にアルバイトに来た男・行方 (津田寛治)。彼はひょんなことから白猫を巡る逃亡劇に巻き込まれてゆく。友達がいないスケボー少女すず(黒田百音)。愛する白猫が奪われた彼女は、スケボーとパルクールを駆使して組織に忍び込む。

映画『吾輩は猫である!』予告編

  公開された予告編では、武田と芋生のアクションシーンや、津田が猫を抱いて何者かから逃げるシーンなどが描かれ、ポスターには4人と猫の姿が収められている。

コメント

武田梨奈

この作品で、私演じる美那の見える風景、人物などは私自身が撮影させていただきました。今回セリフを喋らない役だったので、お芝居をするだけでなく彼女視点の世界をよりリアルに表現するため、見せ方や動き方も意識しながら挑戦させていただきました。

黒田百音

私の演じる笹原すずは、スケートボードにパルクールもできる運動神経抜群の少女で、作中ではそれらを駆使して愛猫を助けに向かいます。ストーリーをすず目線で味わえるので、スケートボードとパルクールをしている気分が楽しめる、迫力満点の作品だと思います。初めてのことばかりで大変なことも多かったのですが、現場では沢山の方に支えて頂き、無事に終えることが出来ました。この素敵な作品に関われたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

芋生悠

血気盛んで真っ直ぐで少しおバカで、愛のある役をやらせて頂きました。撮影中にできる生傷にまだまだ未熟だなぁと感じながら共演の武田さんに沢山学ばさせてもらいました。
挑戦だらけだった映画です。良ければ劇場でご覧下さい。

津田寛治

一匹の猫をめぐって沢山の登場人物たちが疾走する物語。笠木監督の描く素敵なキャラクターを、一癖も二癖もある俳優たちが演じています。息も凍るような冬の御殿場で、体当たりのアクションをし、無心になるまで走り切った日々。若かったなあ俺。…まだ55ぐらいだったかなあ。

笠木望

小説『吾輩は猫である』とは似ても似つかない話です。比べるのもおこがましいくらいに格が違います。ただ猫愛だけは、夏目漱石に劣らないと思っています。猫なしで今の私はありません。猫好きとすべての猫にこの映画を捧げます。この機会を与えてくださった諸氏、そして自分勝手な猫愛に付き合ってくださった武田さん、黒田さん、芋生さん、そして津田さん、関わったすべての皆さんに感謝しています。

■公開情報
『吾輩は猫である!』
12月3日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開
脚本・監督:笠木望
出演:武田梨奈、黒田百音、芋生悠、津田寛治、松林慎司、大塩ゴウ、バンダリ亜砂也、CODY、白善哲、森本のぶ、篠田諒、久保田康祐、大迫茂生、真辺照太、望月卓哉、片山享、 藤田瞳子、泉ひかり、斉藤波音、MochiBlanc、オフィスワイルド・スタントチーム
製作:「吾輩は猫である!」製作委員会
(c)2021 「吾輩は猫である!」製作委員会 
公式サイト:https://waga-neko.com

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる