謎の囚人が数々のピンチに純真な正義感で立ち向かう インド映画『囚人ディリ』予告編
11月19日公開のインド映画『囚人ディリ』の予告編と場面写真が公開された。
2019年10月に本国インドで公開された本作は、ダンスシーンや派手な楽曲、美麗なヒロインも登場しない、事件に巻き込まれた男と凶悪な麻薬組織の一夜の戦いを描く硬派なアクション映画。爆走する車を追撃する大量の敵、砦に迫る暴徒たち、西部劇全盛の時代から脈々と続く息詰まる攻防戦のプロットを巧みに取り入れながら、潜入捜査のサスペンスや、極限状況におかれた男たちの確執と絆のドラマを盛り込んだ。インドでは瞬く間に大ヒットを記録し、早くもリメイクや続編の製作が決定した。
10年の刑期を終えて出所した早々、まったく関係のない事件に巻き込まれながらも、持前の純粋な正義感で数々のピンチに立ち向かう主人公ディリを演じたのは、インドの人気俳優スーリヤの弟でもあるカールティ。『マスター 先生が来る!』のローケーシュ・カナガラージが監督を務めた。
公開された予告編では、事件に巻き込まれた主人公のディリが、次々と襲い掛かる数々のピンチに純真な正義感で立ち向かう姿が映し出される。「元囚人の男が酔い潰れた警官たちを救った」という新聞の片隅に載った小さなニュースにカナガラージ監督が着想を得た本作で、全編を通じて繰り広げられる凶悪な犯罪組織との一夜の攻防は、ほとんどのシーンが夜間となり、トラックのヘッドライトのみを光源に格闘シーンを撮影するというアイデアで、リアリティが追求されている。
あわせて公開された場面写真では、寡黙な囚人かと思いきや、数々の修羅場で驚異的な戦闘能力を発揮し、事件に巻き込まれても豪快にビリヤニをたいらげる謎の囚人・ディリの姿が切り取られている。
■公開情報
『囚人ディリ』
11月19日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開
出演:カールティ、ナレーン、ジョージ・マリヤーン、アルジュン・ダース
監督:ローケーシュ・カナガラージ
配給:SPACEBOX
2019年/タミル語/シネスコ/5.1ch/145分/PG12/原題:Kaithi
(c)Dream Warrior Pictures (c)Vivekananda Pictures
公式サイト:shuujin-dilli.jp
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