『ハンオシ』が描く新たなヒロイン像とは 清野菜名×坂口健太郎のタッグにも期待

『ハンオシ』が描く新たなヒロイン像

 ヒロイン・明葉を演じる清野菜名は、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS系)や、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)などで華麗なアクションを披露し、並外れた身体能力を発揮してきた。その経歴から“強い”役柄を得意とするイメージがあったが、今年2月に放送された『神様のカルテ』(テレビ東京系)では、内科医の夫・一止(福士蒼汰)を献身的に支える妻・ハルを好演。疲れた夫にそっとコーヒーを差し出す時の優しい表情や、天然で愛くるしい演技が印象的だった。清野は、大事な人を一心に想う役柄では温かい目をする。『ハンオシ』のようなラブストーリーにおいては、その表情が強みになってくるはずだ。コメディ作品『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で鍛え上げたセリフのテンポ感も、生かされるに違いない。

 そして、清野の相手役を務めるのが坂口健太郎。現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の菅波役で人気を集めている彼が、その勢いのまま本作に挑む。『ハンオシ』で演じる柊は、訳があって偽装結婚する相手を探している営業マン(原作を見る限りでは、その理由がかなり切ない……)。『おかえりモネ』では、百音(清原果耶)に想いを伝えるまでにかなりの時間がかかっていたが、本作では、出会ったばかりの明葉に突然プロポーズをするという真逆の役柄。また違った形で胸キュンを与えてくれそうだ。

 そのほかにも、物語の鍵を握る柊の兄嫁・美晴に倉科カナ。さらに、明葉が務める会社の社長として田辺誠一、先輩デザイナーには中川翔子、小林涼子など個性豊かな面々が名を連ねる。Paraviオリジナルストーリー『とにかく婚姻届に判を捺したいだけですが』で主演を務める深川麻衣や、動物病院の看護師を演じる高杉真宙も、明葉と柊の関係に大きく関わってきそうだ。

 「病める時も、健やかなる時も、愛し合わないことを誓います!」と宣言した2人は、本当に愛し合わないことができるのだろうか? 明葉と柊が見つける新しい夫婦の形を、楽しみながら見守っていきたいと思う。

■放送情報
火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』
TBS系にて、10月19日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:清野菜名、坂口健太郎、倉科カナ、高杉真宙、深川麻衣、田辺誠一、前野朋哉、中川翔子、笠原秀幸、小林涼子、森永悠希、長見玲亜、岡田圭右、木野花
原作:有⽣⻘春『婚姻届に判を捺しただけですが』(祥伝社『フィール・ヤング』連載中)
脚本:田辺茂範、おかざきさとこ
演出:金子文紀、竹村謙太郎ほか
プロデューサー:松本明子、那須田淳
編成:宮崎真佐子(※「崎」は「たつさき」が正式表記)
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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