賀来賢人×伊藤健太郎のコンビ再び 『今日から俺は!!劇場版』はド迫力アクションと笑いに注目

『今日俺』福田監督が仕掛けた演出

 賀来賢人と伊藤健太郎がW主演を務めた映画『今日から俺は!!劇場版』(2020年)が、10月8日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)枠にて地上波初放送。興行収入50億円超えの大ヒット作だ。

 本作は、1980年代に連載されたツッパリ漫画『今日から俺は!!』が原作。2018年に連続ドラマ化され、「どんな手を使っても勝てばいい」が信条の卑怯者だが、実は仲間想いのツッパリ三橋貴志(賀来賢人)と、三橋の相棒であり「曲がったやつには絶対負けない」が信条の正義感の塊、ツンツン頭のツッパリ伊藤真司(伊藤健太郎)の活躍が描かれた。

 2020年に公開された劇場版では、原作でも特に人気が高いエピソード「VS北根壊高校編」を映像化。三橋&伊藤が3年になったある日、かつて2人が壮絶な戦いを繰り広げた不良の巣窟・開久高校の一角を、隣町の北根壊高校が間借りしていた。かなりの極悪高校で名の通った北根壊番長・柳鋭次と大嶽重弘は、片桐智司と相良猛という圧倒的な“頭”を失った開久の生徒に対して妙な商売を始める。それは、『今日俺』史上最大で最凶の波乱の幕開けだった。

 ドラマ同様、『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)などで知られるコメディの奇才・福田雄一が監督を務めた本作。福田監督作の魅力といえば、やはりシュールな笑い。『今日から俺は!!』の原作者・西森博之もシュールギャグに定評があることから、期待しかないマッチングとなっていた。実際ドラマでは、独特な会話とテンポ、そして空気感に「ふふふ」と思わず笑ってしまうシーンが多数存在していた。

 もう1つ、本作の見どころと言えるのは、ド迫力アクションシーン。ドラマでも三橋&伊藤のインパクトある共闘が描かれていたが、劇場版ではパワーアップ。特にクライマックスの大乱闘シーンは、息を飲むことさえ忘れるほど。柳鋭次は暴力を振るう対象は無差別で、たとえ仲間であってもヘマをすれば袋叩きにしてしまう冷血漢。暴れる姿は、卑怯を物ともしない三橋を軽く凌駕する卑劣の極み。卑怯VS卑劣の対決の行方を見届けていただきたい。



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