仲村トオル、斎藤工ら出演『愛のまなざしを』予告編&場面写真公開 藤原大祐のコメントも

『愛のまなざしを』予告編&場面写真

 11月12日より公開される映画『愛のまなざしを』の予告編と場面写真が公開された。

 本作は、『接吻』『SYNCHRONIZER』の万田邦敏監督が手がける、人間の性とエゴをあぶりだした愛憎サスペンス。妻を亡くしたことで、もう二度と誰も愛せないと思いつめ、生と死のあわいを彷徨うように生きる精神科医の前に現れたのは、彼を救済するかのような微笑みをたたえた女だった。堰を切ったかのように女に溺れていく男、愛を求め続けても誰からも返されることなく孤独の果てを彷徨ってきた女。2人はそれぞれの日常を捨て、激しく求め合う。しかし、女には別の顔が存在した。男が信じた愛は、そこに確実に存在したのか。そしてそれは「愛」そのものであったのか――。

 精神科医・貴志を演じたのは、万田監督作品『UNloved』『接吻』でキーパーソンを好演した仲村トオル。貴志からの愛を渇望する綾子役には、監督、プロデューサーとしても精力的に活動する杉野希妃が抜擢された。死んだ姉に焦がれ、綾子の登場により翻弄されるも真実をつかもうとする内山茂役には、監督、プロデュースなど肩書きを超えて活躍する斎藤工。映画やドラマ、舞台で活躍する中村ゆりが、6年前に亡くなった貴志の妻を演じる。貴志の息子・祐樹役を務めた藤原大祐は、オーディションで役を掴み、本作が映画デビュー作となった。そのほか、片桐はいり、ベンガル、森口瑤子らがキャストに名を連ねた。

『愛のまなざしを』予告編

 公開された予告編では、仲村演じる妻を亡くした精神科医・貴志と杉野演じる愛に飢えていた女・綾子のキスシーンや、斎藤演じる内山茂が綾子に翻弄される様子、中村演じる薫の姿などが捉えられている。

 さらに、本日10月5日に18歳の誕生日を迎えた藤原からコメントも届いた。

藤原大祐(祐樹役)コメント

人生初めてのオーディションで掴んだ役で人生初めての現場ということで、『愛のまなざしを』は初めて尽くしの作品です。役作り、お芝居、カメラの前に立つ、全てのことが新鮮で魅力的に感じたのを覚えています。作品の内容は当時高校1年生だった僕には明確に理解することはできていませんでしたが、漠然と大人の作品だと理解をして挑んでいました。全てのことにおいて右も左も分かっていなかったので、自分の中で解決しようとするのはやめて、現場に身を委ねていました。そんな僕を優しく包み込んでくださった大先輩のキャストの皆様と温かい現場のおかげで役者としての自覚を持つことができた作品だったので、僕にとって凄く大切な作品の一つです。
撮影をしたのは2年ほど前だったので、正直自分のお芝居がどうなっているのか非常に不安だったのですが、完成した作品で、上手い下手ではなく、初めての芝居に対してがむしゃらにぶつかっている当時の僕を見ることができたので、不思議と過去の自分に刺激を貰ってもっと頑張ろうと思えました。作品全体としては、光の見えないトンネルの中に迷い込んでいくような内容なので、笑えるような作品ではないのですが、観てくださる方も一緒に生暖かいトンネルの中に入ってその気持ち悪さを楽しんで頂きたいです。

■公開情報
『愛のまなざしを』
11月12日(金)渋谷ユーロスペース、池袋シネマ・ロサ、キネカ大森、イオンシネマほかにて全国順次公開
監督:万田邦敏
出演:仲村トオル、杉野希妃、斎藤工、中村ゆり、藤原大祐、万田祐介、松林うらら、ベンガル、森口瑤子、片桐はいり
プロデューサー:杉野希妃、飯田雅裕
脚本:万田珠実、万田邦敏
企画・制作協力:和エンタテインメント
配給:イオンエンターテイメント、朝日新聞社、和エンタテインメント
製作:「愛のまなざしを」製作委員会(ENBUゼミナール、朝日新聞社、和エンタテインメント、ワンダーストラック、イオンエンターテイメント、はやぶさキャピタル)
(c)Love Mooning Film Partners
公式サイト:aimana-movie.com

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