『正義の天秤』亀梨和也のオーラが第1話から全開 “魂”を救う新たな弁護士像に注目
亀梨和也(KAT-TUN)が主演を務める土曜ドラマ『正義の天秤』(NHK総合)が、9月25日にスタートする。
本作は、大門剛明の小説『正義の天秤』『アイギスの盾』を原作にした本格法廷ミステリー。医師から転職した天才弁護士・鷹野和也(亀梨和也)が、冤罪の悲劇に苦しみながらも数々の難事件の真相を暴き、事件に関わる人々の魂を救っていく。
筆者は、先行試写で第1話を視聴させてもらったが、最も印象的なのは鷹野和也という役が、まるで亀梨和也に当て書きしたと思えるくらいにぴったりなキャラであることだ。
「自分とかけ離れた役を演じることに最初は不安もありました」と亀梨はコメントしているが、それは「元外科医の弁護士」という経歴に対してであり、観れば「鷹野和也=亀梨和也」というようにイメージはすぐに重なっていく。
まずはその名前の一致。そして、ストーリーの中で何度も登場する野球ボールは、最もそのイメージを重ね合わせるキーアイテムとして存在している。投球シーンも一度だけではなく、中でも同じ師団坂法律事務所の弁護士・杉村徹平(北山宏光)とのキャッチボールは、ファンには嬉しい共演シーンとなるだろう(驚くようなシーンラストも必見)。
医師から転職した天才弁護士・鷹野の自信に満ちた表情も亀梨のパブリックイメージと一致する。先日、『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した木村拓哉は、以前、亀梨が爽やかな感じではなく、まるで「修二と彰」の時のようなオーラをギラつかせて街中を歩いていたと話していた。そんな「亀梨和也」としてのオーラは全開。特に、真実と向き合い、鷹野なりの治療という弁護をしていく法廷での魂の演技は、NHKドラマ初出演にして初主演というプレッシャーをむしろ味方にしているかのように思えてくる。