高岡早紀、『おかえりモネ』高村と朝岡の関係を語る 「絶妙で面白いですよね」
毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』。高村沙都子役の高岡早紀よりコメントが寄せられた。
本作は、「海の町」宮城県・気仙沼で生まれ育ち、「森の町」登米で青春を送るヒロイン百音(清原果耶)が、“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けてゆく、希望の物語。
高岡が演じる高村は、Jテレの社会部気象班の制作進行を束ねるデスクで報道番組の責任者。正確な情報を厳選して慎重に伝えるという報道スタンスに強いこだわりがあり、ときには朝岡(西島秀俊)と対立することも。一方、過去にキャスターをしていたが降ろされた経験がある彼女は、第17週で気象キャスター降板の危機に悔しさを見せる莉子(今田美桜)に厳しくも頼もしい言葉を投げかけた。第90話では、迅速な報道を守るため、長年退いていたカメラの前に再び立つ姿も描かれた。
高岡にとって高村は意外にもこれまであまり演じてこなかった役柄だったそうで、「自分の意見を正々堂々と言って、部下たちを引っ張っていく高村さんのような役は、私のキャリアの中では珍しかったですね。そんな彼女を演じる上では、自分の中にもその意識をしっかりと落とし込まなければいけませんから、背筋を正して演じています。ふだんの私は、ふにゃふにゃタイプなんですけどね(笑)」と自身とのギャップがあったことを明かす。
西島秀俊が演じる朝岡、玉置玲央が演じる沢渡との関係については、「朝岡さんとの関係性も、絶妙で面白いですよね。距離が近いのか遠いのか……、不思議な関係だけど、あの2人の会話は大人の会話だなあと思います。お互い認め合って、同じ時代を戦ってきた同志だからこそ、会話に遊びがあったりするんでしょうね。西島さんとのシーンは楽しくもあり、安心して挑めます。沢渡さんも、また同志ですよね。朝岡さんとは別の立場で意見を言い合える2人の間にも絶対的な信頼感があるなと思います」と分析。
莉子(今田美桜)への厳しくも優しい高村の声かけには、視聴者からも称賛の声が集まっている。そんな莉子と高村の関係については、「神野さんは一見華やかですが、彼女の役って面白くて、頑張って大人になろうと表面的な部分を整えている一方で、心の奥底では強い野心を持っています。外見ではなく実力で勝負したいジレンマを抱えている彼女を一番理解してあげられるのは高村さん。『それはそれ!』と割り切って自信を持てるようになるには、キャリアも時間も必要ですよね。自分も通ってきた道だからこそ、高村さんは神野さんを応援していると思います」とコメントを寄せた。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK