米倉涼子主演『ドクターX』第7シーズンに野村萬斎出演 未知子の最強の敵に

『ドクターX』野村萬斎出演

 米倉涼子主演ドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第7シーズンに野村萬斎が出演することが決定した。

 本作は、主人公・大門未知子が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマ。2012年の誕生以来、全シリーズで高視聴率を叩き出し、全シリーズの平均視聴率20%超えの快挙を達成。橋田賞や向田邦子賞をはじめとする各賞を受賞している。

 100年に1度のパンデミックが猛威を振るう最新シリーズ。世界中で医療崩壊が起こるなか、今や「東帝大」は感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針を採用。かつて花形だった外科は別棟の分院へ追いやられ、メスを使わない「ケミカルサージェリー」を推進する内科が台頭し、病院を牛耳ろうする。

 萬斎が演じるのは、未知子の最強の敵となる新キャラクターである内科部長・蜂須賀隆太郎。院長代理も兼任する元・外科医でもある蜂須賀は、超がつくほどの完璧主義者ゆえにたとえ98点もしくは99点のオペでも自分を許せず、内科医に転科した人物だ。

 旧態依然とした外科手術をゼロにし、「薬治療」と「ケミカルサージェリー」を軸にし
た内科主導の組織変革を目論む蜂須賀。そんな彼は、未知子の「失敗しない」オペを目の
当たりにし、内科の実験的先進医療の道具として利用しようとする。

 どんな状況下でも権力に屈することなく、ひたすら目の前の患者を救うため突き進む未
知子。かたや「政治・行政・医療が三位一体となり、現在の緊急事態に立ち向かうべきだ
」という熱い理念を持ちながらも、自分に歯向かう者は斬り捨てる蜂須賀。2人の戦いは、どんな経緯を経て、どこへ着地するのか。

コメント

米倉涼子(大門未知子) 

久々の『ドクターX』なので、クランクインの前日はそわそわしていたのですが、撮影初
日から未知子の決めゼリフ「私、失敗しないので」を言えて気持ちよかったですし、「つ
いに帰ってきたな!」という実感が湧きました。
野村萬斎さんはとっても穏やかで、素敵な方です。狂言の世界で極められている国宝級の体の動きなど、私が持っていないものを、何かひとつでも萬斎さんから学べたらいいな、と思います。これからの撮影も楽しみです。

野村萬斎(蜂須賀隆太郎) 

長いシリーズとなっている素晴らしい作品に、敵役で出演させていただき、光栄です。
未だ決定打のないコロナ禍の今、パンデミックと向き合う蜂須賀という役は結構な大役だ
と感じています。蜂須賀は大門未知子や外科の前に立ちはだかる敵でありながら、内科医
としては常に真剣です。“蜂”須賀だけに刺すように嫌なヤツなのかもしれませんが、その
半面、医道というものに対してまっすぐな信念を持っている人なので、いつものボス・キ
ャラとはまた違う人物像になるのではないかと思います。
医師役は初めてですが、撮影初日に「やはり白衣を着ると、気持ちもお医者さんになる
のだなぁ」と実感しました。意外だったのは、白衣は薄く見えて、実際に着ると暑いとい
うこと。今回はボスキャラ・チックに身体を少し大きくしたので、そのせいもあるのかも
しれませんけど(笑)。
何はともあれ、撮影初日にいきなり大門未知子と対立するシーンを撮影したおかげで、さらに蜂須賀という人間を理解することができました。また、初日から大門未知子にジロッと見られ、「私、失敗しないので」の言葉を聞いた瞬間、「来たー! あれだ!!」と思いました(笑)。
大門未知子を演じる米倉涼子さんとは、以前一度だけお酒の席でご一緒したことがありましたが、共演するのは初めて。普段からとても気さくな方ですし、演技もこの役を長年演じてらっしゃるだけに確立されていて、感心しました。また、現場も米倉さんや監督を中心にチームワークが取れていて、撮影もテキパキと進む! 僕は民放の連ドラに出演するのが初めてですし、これだけ出来上がっているチームに途中から入ることに、最初は戸惑いも感じていたのですが、実際に撮影に参加して「売れている作品のチームワークはやはり素晴らしいな!」と心が躍り、今後の撮影が楽しみになりました。
今回は医療現場の現状にメスを入れるシリーズ。僕自身も蜂須賀という役を通して多面性を見せられるのではないかと思いますし、ぜひ最後まで見届けていただきたいです。

■放送情報
『ドクターX~外科医・大門未知子~』
テレビ朝日系にて、10月スタート 毎週木曜21:00~21:54放送
出演:米倉涼子、内田有紀、遠藤憲一、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、西田敏行、野村萬斎
脚本:中園ミホほか
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、霜田一寿(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)
演出:田村直己(テレビ朝日)、山田勇人
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日

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