壮大な宇宙戦争の幕が上がる 『DUNE/デューン 砂の惑星』日本版本予告&ポスター公開

 10月15日に全国公開される『DUNE/デューン 砂の惑星』の日本版本予告とポスタービジュアルが公開された。

 本作は“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデスが主人公の物語。この惑星を制するものが全宇宙を制すると言われる、過酷な“砂の惑星デューン”への移住を機に、アトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。父を殺され、復讐そして全宇宙の平和のために、巨大なサンドワームが襲い来るその星で“命を狙われるひとりの青年”ポールが立ち上がる。

 原作は、1965年の発売以来、多くのカルチャーに影響を与え続けるフランク・ハーバートのSF小説シリーズ。『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが新たに映画化した。

映画『DUNEデューン砂の惑星』日本版本予告

 公開された本予告では、広大な砂漠に出現する巨大なサンドワーム、スペースシップからの猛攻、そして自分の名前を呼ぶ謎の女性……アトレイデス家の後継ぎポール・アトレイデスが、不穏な戦いの夢を見ている様子から始まる。しかし、夢で見た戦いはアトレイデス家の宿敵ハルコンネン家の急襲によって火蓋が切って落とされ、現実となってしまう。全宇宙から命を狙われたポールに秘められた能力とは一体なんなのか。そして、「全宇宙の平和のために戦う」という使命は、なぜ彼に託されたのか。運命を変えるために立ち上がる、“未来が視える”能力を持つたったひとりの青年はどのような運命を辿るのか。

 本ポスターでは、ティモシー・シャラメ演じるポール・アトレイデスを中心としたアトレイデス家の面々、そしてポールが過酷な“砂の惑星デューン”で出会い、ともに戦うことになる青い瞳を持つ現地の自由の民フレメンたちが勢揃い。広大な砂漠をひとり歩くポールの姿も切り取られ、彼がこれから進む全宇宙の未来を救う道のりは困難を極めるであることを予感させる。

 主人公のポール・アトレイデスは“未来が視える”能力を持ち、若くして父を殺され、一族だけでなく全宇宙の運命を託されるという大きな使命を背負っている。しかし、弱冠13歳にして原作小説を読んだヴィルヌーヴ監督にとって、ポールは大きな運命を背負ったヒーローでありながら非常に共感できる思い入れの強いキャラクターだったという。「ポールのメランコリア、抱えている孤独、そして彼がアイデンティティーを見つけていくその旅路。しかもそのアイデンティティーを自分と違った文化、本作の場合はフレメンの違った文化の中で見つけることができる。つまり自分のホーム、故郷を外国で見つけることができるというこの道のりがとても美しいものに感じたんだ」と語るヴィルヌーヴ監督。

 厳しい宿命を持つキャラクターでありながら、ひとりの青年として苦悩し、成長していく姿を体現したのは、『君の名前で僕を呼んで』で弱冠21歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚でウォンカ役を演じることも決まったシャラメ。そんなシャラメについて、ヴィルヌーヴ監督は「ティモシーは素晴らしいアーティストであり、一人の人間としても素晴らしい」と絶賛したうえで、「実はポールは他の候補がいなく、プランBがなかったので断られたらどうなっていたか」と、本作は彼なしでは成立しなかったことを明かしている。

 また、主人公ポール・アトレイデスのビジュアルがプリントされた本作のムビチケ前売り券が8月27日より発売されることも決定した。

『DUNE/デューン 砂の惑星』ムビチケ前売り券

■公開情報
『DUNE/デューン 砂の惑星』
10月15日(金)全国公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス、ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:『デューン/砂の惑星』フランク・ハーバート著(ハヤカワ文庫刊)
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
公式サイト:dune-movie.jp

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