『スザンヌ、16歳』第2弾ビジュアル公開 小島秀夫、小川紗良ら著名人コメントも

『スザンヌ、16歳』著名人コメント

 8月21日より公開される映画『スザンヌ、16歳』の第2弾ビジュアルが公開。あわせて各界の著名人より寄せられたコメントが公開された。

 本作は、2020年の第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに認定された人間ドラマ。脚本、監督、主演を務めた20歳の新鋭スザンヌ・ランドンが、誰にも打ち明けられず、自身の内側に抱えていた思春期ならではの憂鬱や恋愛への憧れを脚本に昇華させ、16歳の少女が年の離れた大人の男性に恋をする、ひと夏の物語を完成させた。

 第2弾ビジュアルには、同じ方向に傾きながら物憂げな表情のヒロイン・スザンヌと恋の相手のラファエルの姿が描かれている。

 また、本作へコメントを寄せたのは、ゲームクリエイターの小島秀夫、役者・映像作家の小川紗良ら8名。コメント全文は下記の通り。

コメント(順不同・敬称略)

小島秀夫(ゲームクリエイター)

15歳で脚本を書きあげ、19歳で主演と監督を務めたスザンヌ・ランドンとは?
彼女が恋した映画『スザンヌ、16歳』とは?
スマホもパソコンもSNSも登場しないティーンエイジ映画なんてあるの?!と惚れたかもしれない。
台詞や説明要素も、上映時間さえ極限に抑えたシンプルさ。そこから醸しだされる透明感。スザンヌは既存の表現に縛られない奔放な演出で、16歳に熾る“初恋”の揺らぎをピュアに映像化している。
さらに、スザンヌは“初監督作”であるにも関わらず、既に独自のスタイルを確立している。情報過多な日常に退屈している我々はひととき「スザンヌ、16歳」に恋するはずだ。

小川紗良(役者・映像作家・執筆家)

ソーダの気泡のようにささやかな声で、不器用に発せられるスザンヌの言葉。それに対して身体はなんとなめらかで、本心を雄弁に物語るものだろう。
自ら描き演じ切った、「スザンヌ・ランドン」としか言いようのないアンビバレントな叙情詩を、数年後の彼女自身がどう思うのかということに、心がひりひりしている。

網中いづる(イラストレーター)

清潔な白いシャツとヘアゴムやソーダの赤色のコントラストに、瑞々しさと強さを感じる。憧れだった青春映画のノスタルジーや自分の遠い記憶も重ねて見入ってしまった。

甲斐みのり(文筆家)

思春期の頃、『なまいきシャルロット』に出会ったときを思い出す。アンバランスで物憂げながら、ゆかしく自分らしく意思を持って歩む16歳のスザンヌに、再び私は憧れを抱く。赤いゴムで無造作に髪を束ね、ざくろソーダを愛飲し、恋しくて踊る彼女がとても愛おしい。

世武裕子(映画音楽作曲家)

彼女の名前から、鳴り物入りで映画デビューしたのかな?と思っていたら(失礼)、
縦横無尽にスクリーンを生きていて、柔和で瑞々しく、可愛いのにカッコいいのだからビックリしてしまった!
この作品に出会ってからというもの、ふと思い返しては、フレンチ女子のズルい魅力満載な彼女が気になって仕方がない。
やられた。

首藤凜(監督・脚本家)

16歳の夏、ソーキそばを食べていた時に、ひと回り年上の好きだった人が麺はこうやって啜るんだよと教えてくれた。“教えてくれた”って思ってた、この映画を見るまでは。グレナデンソーダで退屈を赤く染めながら、赤いスクーターには乗らないスザンヌのことが好き。

青野賢一(ビームス ディレクターズルーム クリエイティブディレクター・ライター・DJ)

甘くて、ちょっと酸っぱくて刺激的なグレナデンソーダの味がする、パーフェクトなティーンエイジ・ムービー。気持ちの変化を言葉に頼らず動作に込めた演出と、その延長線上にあるダンスに舌を巻く。

工藤庸子(フランス文学・東京大学名誉教授)

解説的な言葉を拒むことでランドンの「映画」は、リズムとテンポと喜劇性を獲得した。男の姿ではなく劇場の(ファサド)に向けてニンマリ笑う幕切れが仄めかすのは――
16歳の、ザクロ色の恋? 大切なのは「映画」なんだから、恋の行方なんて……。

■公開情報
『スザンヌ、16歳』
8月21日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:スザンヌ・ランドン
出演:スザンヌ・ランドン、アルノー・ヴァロワ、フレデリク・ピエロ、フロランス・ヴィアラ、レベッカ・マルデール
編集:パスカル・シャヴァンス
音楽:ヴァンサン・ドレルム
配給:太秦
2020年/フランス/73分/原題:16 Printemps(Seize Printemps)
公式サイト:suzanne16.com



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