『エクソシスト』リブート1作目が2023年10月全米公開へ オリジナルキャストも続投

『エクソシスト』リブート企画始動

 『エクソシスト』のリブート3部作の1作目が2023年10月に全米公開されることが決定した。1973年に公開された同名のオリジナル作品は、アカデミー賞の作品賞・監督賞・主演女優賞などを含む10部門にノミネートされ、脚色賞と音響賞の2部門でオスカーを獲得し、ホラー映画史上における快挙を成し遂げた。脚本を務めたウィリアム・ピーター・ブラッディ本人による原作小説を映画化したものである。監督は『フレンチ・コネクション』や『恐怖の報酬』で知られるウィリアム・フリードキン。心優しく愛らしい少女リーガンが邪悪な存在に取り憑かれ、母親が二人の神父とともに彼女を救おうとするストーリーは、特別映画に詳しくない人でも知っているような、世界中で有名なものだ。

 以前、すでにユニバーサル・ピクチャーズと、NBCユニバーサルの自社動画配信サービスのPeacock(ピーコック)が本作に基づく新たな3部作を製作する権利を4億ドルで獲得したことが報道されていた。物語は既存の3部作の続編としてではなく、最初の『エクソシスト』の続編として作られると言われている。また、オリジナルで母親役を演じていたエレン・バースティンが同役で続投し、新しいキャストとして『ハミルトン』で知られるレスリー・オドム・Jr.の出演が決まっている。監督を務めるのは『ハロウィン KILLS』のデヴィッド・ゴードン・グリーン。

 グリーンは現在、この『ハロウィン』リブート3部作を手がけているため、今後の新『エクソシスト』の続編情報は『ハロウィン KILLS』の続編とのプロダクションの兼ね合いをみて発表されることになるだろう。ただ、現時点ではエレン・バースティンが続投するのに対し、娘リーガンを演じたリンダ・ブレアの出演に関しては話し合われていないとのこと。これ以上の情報は明かされていないが、1作目のヒットを受けて『ハロウィン』リブート3部作の手応えを感じたことで、ユニバーサルとブラムハウスは『エクソシスト』のプロジェクトに進んだのだろう。両作が同じように10月の公開を予定していることもあり、今後名作ホラーのリブートがハロウィン時期の新定番になるのかもしれない。

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