山田裕貴、『ハコヅメ』山田役は素に近い? 『東リベ』ドラケンとのギャップも魅力に

山田裕貴、『ハコヅメ』山田役は素に近い?

 戸田恵梨香と永野芽郁がダブル主演を務める『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)が7月14日に第2話を迎えた。

 今回は、原作漫画の2巻収録の9話「深夜のパトロール」、12話「尾行選手権」、1巻の6話「遺体は語る」などから脚本を構成し直したエピソード。藤聖子(戸田恵梨香)と川合麻依(永野芽郁)のペア誕生が描かれた前回に比べ、第2話では随所に源誠二(三浦翔平)と山田武志(山田裕貴)のペアが登場している。原作のチョイスからしても意図的と言えるだろう。

 そんなドラマ版『ハコヅメ』は、ある種オムニバス的な構成だ。中でも、今回のエピソードの中心にあるのは藤と山田、川合と源がそれぞれカップルを装い、薬物使用の疑いがあるホストを尾行する「ラブホ潜入大作戦」である。

 第1話に続き、恒例になりつつある牧高美和(西野七瀬)を交えた女子会で、恋愛経験のない川合は藤に源と山田との関係を聞く。藤とは警察学校の同期で「聖子ちゃん」と下の名前で呼ぶ仲の源。一見恋愛関係に発展しそうに見えるものの藤は「想像しただけで吐きそう」とボソッと。そして、山田は藤と源の一期後輩。藤にとって山田は「弟みたいなもん」と警察学校時代に可愛がっていたエピソードを振り返り始める。訓練中に盾を持った山田に石をぶつけたり、深夜パトロール中闇討ちして押し倒したりと「人の皮を被ったマウンテンメスゴリラ」の藤の異名にも納得できる。

 そんな藤と山田のペアが復活。ラブホ潜入前から藤は山田とがっつり腕を組みにいき、部屋に入ってからも「久しぶりだね。あんたとこうして張り込みするの。ペア解消して以来だね」「私あんたが刑事として成長して行く姿を見るのが楽しみで仕方なかったよ」「また一緒に犯人捕まえたいね」とその色気で山田を惑わせにいく。

 『俺の家の話』(TBS系)で演じた、さくらを想起させる演技だ。すっかりメロメロになった山田は藤に抱きつきに行くが両腕が虚しく空を切るというベタベタの展開に。藤の狙いは山田と無線の繋がった川合・源ペアに連絡を遅れさせ、自分が犯人検挙の手柄をゲットすることで褒美の有休を獲得すること。ベロを出す魔性の藤の表情とともに、どこまでもおとぼけキャラの山田が印象的だ。

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