安田顕、片岡礼子、長谷川初範、田中要次ら、笠松将主演『リング・ワンダリング』出演決定

『リング・ワンダリング』新キャスト発表

 笠松将主演映画『リング・ワンダリング』の新キャストが発表された。

 本作は、『アルビノの木』で北京国際映画祭など世界各国の映画祭でノミネート上映され、グランプリ含む20の賞を受賞した金子雅和監督のオリジナル新作長編。物語の舞台は東京の下町。漫画家を目指す青年・草介が、不思議な娘・ミドリを図らずも怪我させたことから、彼女の家族が営む写真館まで送り届けることになり、その家族との出会いを通じて、東京という土地に眠る過去の記憶を知ることとなる。

 主人公・草介を笠松、ヒロイン・ミドリと草介が描く漫画のヒロイン・梢を阿部純子が演じる。

 新たに発表されたキャストとして、ミドリの父親で写真館の館主・青一役を演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーであり、ドラマ・映画・舞台など話題作への出演が続く安田顕、ミドリの母・藍子を片岡礼子が演じる。また、金子監督の前作『アルビノの木』でも印象的な役どころを演じた長谷川初範が草介の描く漫画の主人公・銀三役を務める。そのほか、名バイプレイヤー・田中要次、芸歴60年を超える大ベテラン・品川徹らが脇を固める。

コメント

安田顕

きっかけは、居酒屋さんでした。 金子監督との酒場での出会いが、この作品への御縁をくれました。酒場に感謝。
また、金子監督の作品に過去も出演されてきた長谷川初範さんとある現場でご一緒した際、
長谷川さんは「金子監督は日本の宝」と仰いました。 出演させてほしい想いがより強く湧いた次第です。
作品の公開を心待ちにしております。

片岡礼子

金子監督の世界は壮大な自然界ありきです。その中にどのように入っていけるのかが楽しみでした。
ミドリの母である私の役:藍子は、毎日家族を見てご飯を作ってその身を案じています。既に笠松さん、阿部さんはインから金子監督と話を重ねておられたので目の前のことに真っ直ぐで常にチームを率いてくださり、安田さん演ずる父:青一の厳格な背中が我々家族の着地場所となり壮大なお話のなかの小さな家族は楽しい時間でありました。

長谷川初範

金子雅和監督は、いつも静かに穏やかに疾走している。誰よりも情熱的で決して芯のブレがない。山岳現場ではまるでカモシカのように機敏に素早く動き回り、ひとりあっという間に丘の上に、滝の上まで登っている。静かなる強靭な狂人。今までの素晴らしい作品などは前哨戦。これから着実に驚くほどに個性的な作品を作っていくのだと感じられる。
この国に、この監督の存在が一筋の光、希望に見えてくるんだよ。楽しみでしょうがない。祝福が彼の作品にありますように!

■公開情報
『リング・ワンダリング』
2022年2月、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国公開
出演:笠松将、阿部純子、片岡礼子、長谷川初範、田中要次、品川徹、安田顕
監督:金子雅和
脚本:金子雅和、吉村元希
劇中漫画:森泉岳土
配給:ムービー・アクト・プロジェクト 
(c)2021 リング・ワンダリング製作委員会

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる