吉川愛が明かす子役時代からの変化 ドラマや映画に大活躍も「成長している実感はない」

吉川愛が明かす子役時代からの変化

「自分が成長できているとは全く思っていない」

ーー今回、相手役となる界を演じたラウールさんは年下ですよね。

吉川:そうなんですよ(笑)。今までやらせていただいた恋愛映画は、相手が年上の方が多かったので、まさか自分が年上になるとは……と。私も大人になったんだなってすごく思いました。でもラウールさんが私以上に人見知りで、最初は全然目が合わなかったり、何を話したらいいのか全く分からなくて(笑)。私の方が年上だから、「頑張んなきゃ!」と話そうと思ったんですけど、その一歩がなかなか踏み出せませんでした。でも、みんなが集まるシーンでワーキャーやっていると、ラウールさんの人見知りな部分が徐々に薄れてきて、年相応の男の子みたいに盛り上がっていたので、そういう変わっていく姿を見れてすごくうれしかったですし、安心しました(笑)。

ーー映画のイメージとはかなり違いますね。界はものすごくクールで人気者の高校生ですが、吉川さん自身は界のような男性をどう思いますか?

吉川:現実世界にはなかなかいないタイプですけど、こういう男の子がいたらカッコいいなと思います。困っている人を助けられる人はすごく魅力的だなと。私のタイプで言うと、私自身が尊敬できる人。「この人の一面いいな」「こういう部分を見習いたいな」と思える部分がある人が好きですね。魅力が溢れた男性がタイプです。

ーー過去のインタビュー記事によると、ジェイソン・ステイサムがお好きなんですよね?

吉川:はい、大好きです(笑)。もうすべてが完璧じゃないですか!? まず見た目もいいし、声もいいし、性格もカッコいいんです。具体的なタイプで言うと、断然ジェイソン・ステイサムですね(笑)。

ーーなかなか渋いですよね(笑)。

吉川:よく言われます(笑)。小さい頃からアクション映画をよく観ていて、「好き!」ってなりました。

ーー小さい頃といえば、吉川さんは子役時代からお芝居のお仕事をされていますよね。復帰されてからはドラマに映画に大活躍ですが、自分自身ではそういう実感はありますか?

吉川:こうやっていろんなお話をいただいて、今まで演じたことのない役やお仕事など、いろんな経験ができて、すごくうれしいなと思っています。ただ、自分が成長できているとは全く思っていなくて。自分が出演した作品を観ても「まだまだだな」って思うし、「もっとこうすればよかった」と思うことも多いんです。全然成長している実感はないんですけど、昔よりセリフを覚えるスピードが早くなりました(笑)。

ーーセリフを覚えるスピードですか。

吉川:小さい頃なんて、2行のセリフを2日以上かけて覚えていたんです。A4サイズの台本とかも全然覚えられなくて、1日以上かけて覚えていて。それが今は、前日の夜や当日に覚えることが全然できるので、覚えるスピードが上がってよかったなと思いますし、そこは成長した部分なのかなと。

ーー子役時代から演じ方なども変わっているんですか?

吉川:復帰したときは新しい気持ちで入ってきたので、演じ方は結構変わったと思います。演じる役の年齢層が高めになってきた部分もあると思うんですけど、たとえば泣く演技ひとつでも、昔は泣きじゃくればよかったけど、今は、声を出さずに泣くとか嬉しくて泣くとか、幅も広くなってきたので、演じ方もどんどん変わるなと自分自身もすごく実感しています。

ーー最近は時に“演技派”として著しい成長を遂げているように感じます。

吉川:ありがとうございます。私の女優としての目標は、どんな役をやっても「これ愛ちゃんだったんだ」とか「この間やってた役とは全然違う」と思っていただくことなんです。なので、そう言っていただけることが一番うれしいです。「カメレオン女優になりたい」とずっと思っていたので、一人でも多くの方にそう思っていただけるように演じています。

■公開情報
『ハニーレモンソーダ』
全国公開中
出演:ラウール(Snow Man)、吉川愛、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美ほか
原作:『ハニーレモンソーダ』村田真優(集英社『りぼん』連載)
監督:神徳幸治
脚本:吉川菜美
主題歌:「HELLO HELLO」Snow Man(avex trax)
企画・配給:松竹
制作:オフィスクレッシェンド
(c)2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会 (c)村田真優/集英社

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<応募締切>
7月27日(火)

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