『着飾る恋』真柴が塞いだ駿の強がり 川口春奈と横浜流星の表情に溢れ出る“本心”

『着飾る恋』真柴が塞いだ駿の強がり

 惹かれている人がいながらも、過去に決着をつけられなかった恋がふわりと目の前に落ちてくる。真柴(川口春奈)の恋がやっと前に進めるかと思った矢先、葉山(向井理)が目の前に現れた。

 『着飾る恋には理由があって』(TBS系)の第6話では、葉山が真柴たちの住む家に滞在することになり、住人たちの人間関係も大きく変化することに。


 真柴の家に転がりこんだ葉山は、持ち前の人柄の良さで駿(横浜流星)や羽瀬(中村アン)とも簡単に打ち解ける。さらには陽人(丸山隆平)の仕事の相談にまで乗るなど、すっかりルームシェアの環境に馴染んでいた。しかし真柴は、駿が一切、嫉妬する素振りを見せないことや、それどころか真柴に対してそっけなく接する姿にモヤモヤした気持ちを抑えきれない。ミニマリストの駿が、人間関係でさえすぐに“手を離して”しまうことに不安を募らせていたのだ。そこで真柴は、思い切って駿に自分の本心を伝える。

 駿は明るく振る舞うも、実は繊細な気持ちをたくさん隠している。「シャチ(葉山)さ、好きだよ。まめしばましばのこと。好きだよ、たぶん」。本当は誰よりも不安な思いを抱えていたのは駿だった。その気持ちを必死で隠し、大切に想っている真柴が、恋焦がれていた相手と幸せになれるようにと振る舞っていた。

 「そもそもこだわらないから。誰が来て、いなくなっても。余計なものはいらない」と自分に言い聞かせるように話す駿は、本当は真柴が「いなくなる」ことで傷つくことを誰より恐れていたのだろう。真柴の気持ちを聞いた後に、毛布で包み込みながら真柴をバックハグする。駿を演じる横浜の長いまつ毛と、「これで寒くない」という艶のある声に思わず胸が高鳴る。

 第6話の駿は、空元気や失うことへの不安など様々な気持ちを抱えていたが、横浜はそんな駿の繊細な気持ちをラストの美しい夕景と共にしっかり滲ませた。

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