役所広司主演映画『峠 最後のサムライ』公開再延期が決定 2022年の封切りを想定

役所広司『峠 最後のサムライ』公開再延期へ

 7月1日に公開を予定した役所広司主演映画『峠 最後のサムライ』の公開再延期が決定した。

 当初、2020年内の公開を予定していた本作だが、その後、2021年7月1日に公開を延期。今般の緊急事態宣言の延長や対象エリアの拡大などを鑑みて、関係者内で慎重に検討を重ねた結果、「一人でも多くの方により良い環境でこの作品を届けたい」との想いから、再度、公開を延期することとなった。

 本作は、司馬遼太郎の小説『峠』を役所主演で映画化するもの。原作の『峠』は、司馬が幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた作品で、1966年~68年まで『毎日新聞』にて連載、現在までに多数重版され、ベストセラーとなっている。なお、『峠』の映像化は本作が初となる。

 監督・脚本を務めたのは、黒澤明の助監督として数々の名作に携わり、初監督作品『雨あがる』で第24回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか、計8部門で最優秀賞を受賞し、『阿弥陀堂だより』『博士の愛した数式』『明日への遺言』『蜩ノ記』を送り出してきた小泉堯史。

 今後の公開予定については、来年2022年を想定。決定次第、公式サイトにて告知される。なお、購入した前売り券(ムビチケカード)は、延期後でも使用可能となっている。

■公開情報
『峠 最後のサムライ』
2022年、全国公開
監督・脚本:小泉堯史
出演:役所広司、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、AKIRA、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆 、仲代達矢
音楽:加古隆
エンディング曲:「何処へ」石川さゆり(テイチクエンタテインメント)
原作:司馬遼太郎『峠』(新潮文庫刊)
製作:松竹撮影所、ディグ&フェローズ
配給:松竹、アスミック・エース
(c)2020『峠 最後のサムライ』製作委員会
公式サイト:touge-movie.com

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