「EUフィルムデーズ2021」東京、京都、オンラインで開催 上映ラインナップも発表

 「EUフィルムデーズ2021」が、1年ぶりに東京・国立映画アーカイブ、京都・京都文化博物館でのリアル開催とともに、オンラインで開催されることが決定した。

EUフィルムデーズ2021

 「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに、日本初公開作品や見逃してしまった近作など、欧州連合(EU)加盟国の映画を一挙に紹介する映画祭「EU フィルムデーズ」。19回目の本年では、EU加盟国より最多の26カ国が参加。上映ラインナップは日本初公開作品の11作品を含む、参加国による選りすぐりの全27プログラムを上映および一部オンライン配信する。

 日本初公開作品には、オーストリアからオーストラリアまで18,000km、19カ国を自転車で旅する発見と挑戦に満ちたドキュメンタリー『オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険(原題:Austria2Australia)』、1950年代から現在まで、ルクセンブルクの女性運動の歴史を記録し、女性をめぐる環境の何が変わり、何が変わらないかを浮き彫りにする『彼女たちの物語(英題:A History of Women)』といったドキュメンタリーがラインナップ。

 また、18歳の少年が、自身の性的アイデンティティを明かせず苦悩する、スロヴェニア初のLGBT作品とされ、トロント国際映画祭で注目された『ことの成り行き(英題:Consequences)』、さらに『アンダルシアの犬』のルイス・ブニュエル監督が収入を失い路頭に迷ったとき、友人の宝くじが当たった賞金で『糧なき土地』を撮影したことをアニメーションで描いた『ブニュエルと亀甲のラビリンス(英題:Buñuel in the Labyrinth of the Turtles)』も上映される。

『マロナの幻想的な物語り』
『ブニュエルと亀甲のラビリンス』
『ウルフウォーカー』
『境界線』
『完全監視』
『ウィンター・ブラザーズ』
『ゴリアテ』
『この世界に残されて』
『ザ・ライフルマン』
『Cold War あの歌、二つの心』
『ポルトガルの女』
『彼女たちの物語』
『思春期 彼女たちの選択』
『フローズン・アンブロシア』
『ヘラの天使』
『オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険』
『もう一つのドリームチーム』
『ファイト・ガール』
『ことの成り行き』
『システム・クラッシャー 家に帰りたい』
『フェア・プレー』
『ユニコーンを追え』
『コミックサンズ Comic Sans』
『恋する遊園地』
『パトリック』
『スマグリング・ヘンドリクス』
『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』
『ナポリの隣人』
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『マロナの幻想的な物語り』
『ブニュエルと亀甲のラビリンス』
『ウルフウォーカー』
『境界線』
『完全監視』
『ウィンター・ブラザーズ』
『ゴリアテ』
『この世界に残されて』
『ザ・ライフルマン』
『Cold War あの歌、二つの心』
『ポルトガルの女』
『彼女たちの物語』
『思春期 彼女たちの選択』
『フローズン・アンブロシア』
『ヘラの天使』
『オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険』
『もう一つのドリームチーム』
『ファイト・ガール』
『ことの成り行き』
『システム・クラッシャー 家に帰りたい』
『フェア・プレー』
『ユニコーンを追え』
『コミックサンズ Comic Sans』
『恋する遊園地』
『パトリック』
『スマグリング・ヘンドリクス』
『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』
『ナポリの隣人』
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上映ラインナップ

アニメーションの現在

・『マロナの幻想的な物語り』(監督:アンカ・ダミアン/2019年)
・『ブニュエルと亀甲のラビリンス』(監督:サルバドール・シモ/2019年)
・『ウルフウォーカー』(監督:トム・ムーア、ロス・スチュアート/2020年)

スリラーの秀作

・『境界線』(監督:ペテル・ベビアク/2017年)
・『完全監視』(監督:イリヤン・ジェヴェレコフ/2017年)
・『ウィンター・ブラザーズ』(監督:フリーヌル・パルマソン/2017年)
・『ゴリアテ』(監督:ペーテル・グローンルンド/2018年)

歴史を描く

・『この世界に残されて』(監督:バルナバーシュ・トート/2019年)
・『ザ・ライフルマン』(監督:ジンタルス・ドレイベルグス/2019年)
・『COLD WAR あの歌、2つの心』(監督:パヴェウ・パヴリコフスキ/2018年)
・『ポルトガルの女』(監督:リタ・アゼヴェード・ゴメス/2018年)

ドキュメンタリー

・『彼女たちの物語』(監督:アン・シュローダー/2018年)
・『思春期 彼女たちの選択』(監督:セバスチャン・リフシッツ/2019年)
・『フローズン・アンブロシア』、併映『ヘラの天使』(監督:コンスタンチン・パパニコロー/2017年、2019年)
・『オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険』(監督:アンドレアス・ブチウマン、ドミニク・ボヒス/2020年)
・『もう一つのドリームチーム』(監督:マリュス・マルケヴィチュス/2012年)

ヨーロッパの若者たち

・『ファイト・ガール』(監督:ヨハン・ティメルス/2018年)
・『ことの成り行き』(監督:ダルコ・シュタンテ/2018年)
・『システム・クラッシャー 家に帰りたい』(監督:ノラ・フィングシャイット/2019年)
・『フェア・プレー』(監督:アンドレア・セドラーチュコヴァー/2014年)
・『ユニコーンを追え』(監督:ライン・ランヌ/2019年)

大好きな人、大好きなもの

・『コミックサンズ Comic Sans』(監督:ネヴィオ・マラソヴィッツ/2018年)
・『恋する遊園地』(監督:ゾエ・ヴィトック/2019年)
・『パトリック』(監督:ティム・ミーランツ/2019年)
・『スマグリング・ヘンドリクス』(監督:マリオス・ピペリデス/2018年)
・『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』(監督:クラウス・ハロ/2018年)
・『ナポリの隣人』(監督:ジャンニ・アメリオ/2017年)

■開催概要
「EUフィルムデーズ2021」
●東京
期間:5月28日(金)~6月20(日)
会場:国立映画アーカイブ
料金:一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円
障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ:無料
*5月21日(金)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売指定席券(全席指定席)を販売します(別途手数料がかかります)。
*前売指定席券のみ販売いたします。館内でのチケットの販売はございません。
*障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方も、前売指定席券をお求めください。

●京都
期間:6月17日(木)~7月4日(日)
会場:京都文化博物館
料金:一般:500円/大学生:400円/高校生以下:無料(総合展示入場料で鑑賞可)
*当日販売のみとなります。

●オンライン
期間:5月28日(金)~6月25日(金)
料金:無料(各作品視聴は先着400人まで)
*視聴方法はEU フィルムデーズ 2021公式サイトにて近日発表します。

<主催>
駐日欧州連合代表部および在日EU大使館・文化機関(アイルランド大使館、イタリア大使館、イタリア文化会館、エストニア共和国大使館、オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京、オランダ王国大使館、キプロス共和国大使館、ギリシャ共和国大使館、クロアチア共和国大使館、スウェーデン大使館、スペイン大使館、セルバンテス文化センター東京、スロヴァキア共和国大使館、スロヴェニア共和国大使館、チェコ共和国大使館、チェコセンター東京、デンマーク王国大使館、ドイツ連邦共和国大使館、ゲーテ・インスティトゥート東京、ハンガリー大使館、ハンガリー文化センター、フィンランド大使館、フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、ブルガリア共和国大使館、ベルギー王国大使館、アーツフランダース・ジャパン、ベルギーフランス語圏国際交流振興庁(WBI)、ポーランド広報文化センター、ポーランド共和国大使館、ポルトガル大使館、カモンイス言語・国際協力機構、ラトビア共和国大使館、リトアニア共和国大使館、ルーマニア大使館、ルクセンブルク大公国大使館)、EUNIC-Japan(在日EU文化機関)、国立映画アーカイブ(東京会場)、京都府京都文化博物館(京都会場)
EUフィルムデーズ2021公式サイト:https://eufilmdays.jp/

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