水野勝主演映画『お終活』本予告&ポスター公開 主題歌は財津和夫「切手のないおくりもの」

 BOYS AND MENの水野勝が主演を務める映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』の本予告と本ポスタービジュアルが公開された。

 本作は、人生百年時代を迎え、仕事や子育てが一段落した世代に対し、「これからの自分の人生をどう豊かに生きていくか」をコミカルに描くエンターテインメント作品。

 娘・亜矢(剛力彩芽)がひょんなことから知り合った葬儀社勤務の主人公・菅野(水野勝)から終活フェアの話を聞き、母親の千賀子(高畑淳子)に勧めたことがきっかけとなって、てんやわんやの大騒ぎとなる大原家。最初は「終活」という響きから死を連想し、千賀子からの提案を頑なに拒否していた夫の真一(橋爪功)が、菅野との交流や妻の突然の病をきっかけに変化していく。

 公開された本ビジュアルでは、水野演じる菅野を中心に、互いに喧嘩ばかりする大原夫妻が牽制し合う。2人の娘、亜矢と菅野の上司である桃井(松下由樹)も夫妻の終活に関わることとなり、前途多難な感じの中にも楽しそうな様子がうかがえる。互いの悪口を言い合うそれぞれの友人である、千賀子のコーラス仲間(藤吉久美子、大島さと子、増子倭文江)、真一の麻雀仲間(大和田伸也、石丸謙二郎、金田明夫)の面々も2人の終活の行方を見守るように配置されている。

映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』本予告編

 あわせて公開された予告編は、高畑演じる妻・千賀子の「わたしはあなたの家政婦じゃないのよ!」という台詞とともに夫妻の派手な喧嘩のシーンから始まり、葬儀社の菅野に誘われて終活セミナーに参加し、千賀子がその気になっていく姿が描かれる。

 予告編でも使用されているが、本作の主題歌が、デビュー50年目の財津和夫の映画初のセルフカバー「切手のないおくりもの」に決定。さらに、挿入歌にはチューリップの1974年の楽曲「青春の影」が起用され、「虹とスニーカーの頃」「心の旅」の2曲も千賀子が趣味のコーラスグループで練習するシーンでカバー使用される。

 完成した映画を観た財津は「観終わった自分が微笑んでいるのに気付いた」と語り、「やっぱり人のそばには誰かがいなきゃ。『孤独でないこと』のもうひとつの意味は『人生を終えること』でもあると思った」とコメントを寄せている。

財津和夫 コメント

財津和夫

人生残り少ないのに可笑しい、可笑しいのに切ない、切ないのになぜか元気になる。この映画はこんな風に漂ってエンドマーク。観終わった自分が微笑んでいるのに気付いた。人生の終点では深い寂しさに襲われると予感していたが、そうでもないのかもしれない、と元気になった。きっと登場人物が私と同世代だったせいだ。いろんなシーンで共感、同情して私は元気になった。やっぱり人のそばには誰かがいなきゃ。「孤独でないこと」のもうひとつの意味は「人生を終えられること」でもあると思わされた。大和田伸也の男女異質論も沁みた。

■公開情報
『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』
5月21日(金)全国ロードショー
出演:水野勝、剛力彩芽、松下由樹、藤吉久美子、大島さと子、増子倭文江、袴田吉彦、佐々木みゆ、小林綾子、螢雪次朗、大和田伸也、石丸謙二郎、金田明夫、西村まさ彦、石橋蓮司、高畑淳子、橋爪功
脚本・監督:香月秀之
主題歌:財津和夫「切手のないおくりもの」
製作幹事:ベンチャーバンクエンターテインメント 
企画・製作プロダクション:フレッシュハーツ
配給:イオンエンターテイメント
(c) 2021「お終活」製作委員会
公式サイト:https://oshu-katsu.com/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる