吉谷彩子に聞く、自身の恋愛観と目指す“女優像” 『江戸モアゼル』で芽生えた“意欲”とは?

吉谷彩子、自身の恋愛観と目指す“女優像”

 岡田結実が主演を務めるラブコメディドラマ『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』の最終回が、3月11日の23時59分から読売テレビ・日本テレビ系で放送される。江戸時代からタイムスリップしてきた花魁・仙夏(岡田結実)が、令和の東京を舞台に繰り広げる恋模様をコミカルに描いた本作。仙夏と恋の四角関係を繰り広げるOL・春日泉美を演じている吉谷彩子は、現在放送中の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)にも出演しており、演じる役柄のギャップも話題になっている。意外にも子役から長きに渡る芸歴を持つ彼女に、ドラマで繰り広げられる恋の話や、芝居をする上で大切にしていること、そして本作で芽生えた“意欲”について、話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「私自身も結構嫉妬してしまうタイプ」

ーー『江戸モアゼル』毎週楽しく拝見しています。吉谷さんが演じる泉美はドラマスタート時からキャラがだいぶ変わってきましたね(笑)。

吉谷彩子(以下、吉谷):そうなんですよ(笑)。台本は徐々に頂いていたので、私もどうなるか分からなかったんです。ただ、衣装合わせのときに「泉美もどんどんコメディ要素が強くなる」とは言われていました。

ーー江戸キリエさんの漫画が原作となっていますが、そもそも話の設定が斬新ですよね。

吉谷:そうなんです。仙夏(岡田結実)、蔵地(葉山奨之)、鳥居社長(前田公輝)、泉美の四角関係だけでも面白いのに、そこに江戸の要素も入っているのがミソだなと思います。今回、お話をいただいてから原作の漫画も読んでみたのですが、内容が結構変わっているんです。なので最初は、私も江戸から来た人の役を演じるのかなと勘違いしていて(笑)。結局そうじゃないとわかって、ちょっとがっかりした部分もありました(笑)。

ーー(笑)。江戸の人を演じてみたい気持ちもあった?

吉谷:仙夏のように江戸の格好をして、「なんだいここは!」とか言ってみたいなっていう気持ちはありました。でも、いざ現場に入ってみると、衣装とかが大変そうなので、現代の人の役で良かったなと思いました(笑)。でも、みんなも慣れてきちゃって、この間現場で(岡田)結実ちゃんが「電話がかかってきた」と言ってあの格好のままそのまま外に出て行っちゃって、みんなで大騒ぎになっていました(笑)。

ーー知らない人はビックリしますよね(笑)。撮影現場もそういう和やかな感じなんですか?

吉谷:はい。とにかく現場の雰囲気がすごくいいです。笑っちゃってNGを出してしまうことが結構あるぐらいで。鳥居社長と「あん?」って言い合うシーンなんかは、急遽現場でやろうということになったんです。カメラのレンズに向かって「あん?」と言うことなんて普段はないので、「何やらされてるんだろう?」って思っておかしくなっちゃったり(笑)。とにかく和気あいあいとしていて、ものすごくいい雰囲気です。みんな話しやすいので、お芝居の話はもちろん、休憩のときとかには恋バナをしたりもしています。

ーーみなさんで恋バナもされるんですね。

吉谷:恋バナはすごく盛り上がります。よくみんなで話しているのは、「蔵地は本当に最悪だよね」と(笑)。

ーー高校時代から好きだった泉美とようやく両思いになれたのに、仙夏のことばかり気にして、デートも途中で投げ出してしまうという(笑)。

吉谷:その第6話は私もリアルタイムで放送を観ていたんですけど、とにかく私がかわいそうで(笑)。誕生日のお祝いをしてあげてるのに、「仙夏どこ行った?」ってどんな彼氏だよと(笑)。蔵地くんを演じる葉山くん本人も「俺って最悪だよね」と言っていたり、そういうトークをみんなで繰り広げています(笑)。

ーー吉谷さんから見ても蔵地みたいな男性はダメですか?

吉谷:ダメダメ! 本当にダメですね(笑)。泉美に全部任せっきりだし、そのくせ他の女性のところに行くし……「もうなんなの!」って感じです(笑)。逆に泉美はなんでそんなに蔵地くんのことを好きなんだろうって思っちゃうぐらいですね。

ーー泉美は仙夏に対しての嫉妬心がむき出しになっていたりもしましたが、そういうところは理解できる部分もある?

吉谷:それはありますね。実際に自分が演じているというのもありますけど、普通に「は?」って思いますし(笑)、私自身も結構嫉妬してしまうタイプなので。だから役的にはやりやすかったというか、泉美の気持ちがすごく理解できました。

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