小川紗良監督作『海辺の金魚』6月25日公開決定 川島小鳥撮影のティザービジュアルも
小川紗良の初長編監督作『海辺の金魚』の公開日が6月25日に決定。あわせてティザービジュアルが公開された。
本作は、児童養護施設で暮らす少女たちの世界と心の成長を描く人間ドラマ。花は、母親が起こした事件のせいで小さい頃から施設で育つ。施設で過ごすことのできる最後の夏、母を取るか施設の子供たちを取るか、花は選択を迫られる。花の視線の先には、1匹の金魚。母との記憶を巡りながら、彼女は金魚を手に海へと向かう。
花を演じるのは、『よこがお』『スペシャルアクターズ』『脳天パラダイス』の小川未祐。花と同じ施設に入所してきた8歳の少女、晴海をロケ地・阿久根のオーディションで選ばれた花田琉愛が演じている。また、児童施設長のタカ兄役を芹澤興人が、花の同級生で数少ない友人を・貫太役を福崎那由他が務め、花が迎えに来る日を待ち望んでいる母役を山田キヌヲが演じる。また、撮影監督を、『誰も知らない』『永い言い訳』『焼肉ドラゴン』などの山崎裕が務めた。
公開されたティザービジュアルには、「いい子じゃなくても、抱きしめて。」という子供たちの心の叫びのコピーと、児童施設という特殊な環境で孤独を感じながら過ごす花と晴海が、心を通わせてゆく海辺での印象的な場面が使用されている。この写真は、スチールとして参加した写真家の川島小鳥が撮影したものを使用している。
■公開情報
『海辺の金魚』
6月25日(金)より、新宿シネマカリテほか公開
出演:小川未祐、花田琉愛、芹澤興人、福崎那由他、山田キヌヲ
監督・脚本・編集:小川紗良
撮影:山崎裕
音楽:渡邊崇
スチール:川島小鳥
企画・プロデュース:小出大樹
共同プロデューサー:岡田真、佐藤現
特別協力:鹿児島県阿久根市・阿久根市フィルムコミッション
製作・配給:東映ビデオ
(c)2021東映ビデオ
公式サイト:umibe-kingyo.com
公式Twitter:@UmibeKingyo