北川景子×芳根京子、久々の共演で関係性が変化!? 『ファーストラヴ』で感じた芝居の楽しさ
芳根「こんなに頭を使ってお芝居をしたのは初めてかもしれません」
ーーとても素敵な関係性が伝わってきます。芳根さんは以前、『記憶屋 あなたを忘れない』でインタビューさせていただいたときに「作品によって演じ分けているような感覚はあまりない」と話されていましたが、それは今回も変わらずですか?
芳根:そうですね……。どの役もたぶん変わったことは何もしていなくて。でも、事前に監督から「読んでおいて」と言われた本とかは読みますよ。その上で、環菜は最終的になぜこうなってしまったのか、観てる人にどう思ってほしいか、みたいなことは堤監督とたくさん相談しました。なので、こんなに頭を使ってお芝居をしたのは初めてかもしれません。最初から道順を作って、そのシーンではどこまで見せるかみたいなことはちゃんと考えて、自分から出てくる感情は止めない、ということは決めていました。そういう意味では、いままではわりと行き当たりばったりというか、自然と演じる役の感情になれたんですけど、今回は「こういう感情になる」ということを想像しながら自分の中で組み立てていく、新しい作り方をしていきました。
ーー終盤を含め感情的になるシーンもありますが、あのあたりも全て計算して作ったということですか?
芳根:あ、でも最後の面会室と法廷のシーンだけは計算する余地もなかったというか、自分では計算外のところまでいけたなと思います。
ーー役作りでいうと、北川さんは30cm以上髪の毛をカットするという見た目でも大きな変化がありましたよね。
北川:そうですね。ショートカットにするのはデビュー以来今回が初めてだったんですけど、髪を切って本当によかったなと思いました。最初は、原作の由紀がショートカットだったので、「じゃあそうしよう」という軽い気持ちだったんですが、物語に関わってくる重要な要素だということがわかったので、関係各所に確認して切ることに決めました。由紀は、大学生時代に迦葉(中村倫也)に切ってもらった髪を、我聞(窪塚洋介)と結婚してからもそのままにしている。私もその“重たさ”を受け止めながら切ったので、ショートカットにすることで由紀の気持ちを実感することができました。あと、公認心理師の勉強をしたことも大きかったです。
ーー由紀の職業である公認心理師は、2017年に誕生した心理職における初の国家資格です。
北川:国家資格になってからまだ日が浅いということで、どういうお仕事か知らない方も結構いるのではないかと思ったので、本を読んだり、実際の公認心理師の方とお会いして話を聞いたり、自分でもカウンセリングを受けたりして、役作りを行いました。自分で何かやったことといえば、この2つですね。あとはもう、堤監督に導かれるままにやっていればいい画になるという確信があるぐらい信頼していましたし、芳根ちゃんをはじめ“心”でお芝居をしてくださる方ばかりだったので、皆さんの力をお借りして、いい作品に仕上がったと思います。
■公開情報
『ファーストラヴ』
全国公開中
主演:北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、板尾創路、石田法嗣、清原翔、高岡早紀、木村佳乃
監督:堤幸彦
脚本:浅野妙子
原作:島本理生『ファーストラヴ』(文春文庫刊)
音楽:Antongiulio Frulio
主題歌・挿入歌:Uru「ファーストラヴ」「無機質」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:KADOKAWA
制作:角川大映スタジオ/オフィスクレッシェンド
製作:『ファーストラヴ』製作委員会
(c)2021『ファーストラヴ』製作委員会
公式サイト:firstlove-movie.jp
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