『ボス恋』上白石萌音が大きな一歩 玉森裕太、犬飼貴丈に加え倉科カナ登場で波乱の予感

『ボス恋』上白石萌音が大きな一歩

 『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系、以後『ボス恋』)第4話は、主人公の鈴木奈未(上白石萌音)が仕事でも恋愛でも抱えていたモヤモヤを吹っ切った回となった。また、周囲の人間の様々な恋模様も垣間見えた。

 まず仕事面から。『MIYAVI』の次号の特集を担当してもらうファッション業界の重鎮でクリエイティブディレクターのウエクサジンコ(高岡早紀)に、企画のアシスタントをやってみないかと声をかけられ舞い上がる。一見したところアシスタントにもきちんと意見を乞うジンコの姿に、自身のボスである編集長の宝来麗子(菜々緒)と比較して羨ましく思う奈未。しかし蓋を開けてみれば、ジンコはそのようなテイをとっているだけで、最終的には誰のことも信用しておらず、他の誰の意見にも耳を傾けてはいないことがわかる。

 それに対して、編集長の麗子は言葉数こそ少ないが、耳障りの良いその場限りの言葉は絶対に言わず、相手がアシスタントだろうが誰だろうが“より良い”と思った方を潔く取り入れられる柔軟さを実は持ち合わせている。奈未は、そんなおべっかを言わない編集長だからこそ彼女に認められたいと思っており、少しでも自身の意見を取り入れてもらえると、どうしようもなくニヤけてしまうほど喜んでいる自分がいることに気づくのだった。

 そして、実は副社長の宇賀神(ユースケ・サンタマリア)はジンコのかつての夫で、麗子がジンコのアシスタントをしている時に2人は紹介されていた。麗子が宇賀神の前で冷静さを欠くのは、仕事上での立場だけでなく、どうやらここにも恋の匂いが立ち込めているようだ。同時に、音羽堂出版はあと半年間で売り上げを立て直さなければ吸収合併されてしまうようで、その危機を救うための起爆剤として期待されているのが今回のファッション誌『MIYAVI』であり、その大役を任されたのが編集長の麗子だったことも明かされた。

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