『クイーンズ・ギャンビット』で一躍話題に アニャ・テイラー=ジョイはなぜ人を惹きつける?

『クイーンズ・ギャンビット』で一躍話題に アニャ・テイラー=ジョイはなぜ人を惹きつける?

 2020年、最も話題になったドラマの一つがNetflixオリジナル『クイーンズ・ギャンビット』。チェスをテーマにした硬派な作品でありながらも、主演を務めたアニャ・テイラー=ジョイのファッションやヘアメイクも見どころで、多くの人が様々な楽しみ方ができたものだった。Netflixが製作したリミテッドシリーズ(シーズン1で完結するもの)の中で最も視聴されたドラマとしても、話題沸騰となった。

 お堅いチェスのイメージを、彼女自身の華やかさで印象を変えたアニャ・テイラー=ジョイ。本作で現在世界的に大ブレイクしている彼女の魅力を紐解く。

印象深い顔と多国籍な魅力

 彼女の魅力を考えるうえで、まず避けて通れないのがそのユニークな顔だ。彼女の母はアフリカ、スペイン、イギリス系。一方、父親はアルゼンチン、スコットランド系ということで、彼女をパッと見ただけでどこの国出身かわからない、それが彼女のミステリアスで魅力的な美貌につながっている。大きくて少し離れた目と、少し離れて釣り上がった眉毛。キュッとつぐまれた唇。これまで見たことのない不思議さがあって、まるで妖精のようだ。従来のハリウッド女優の典型的な流行り顔とは一線を画す、個性のあるものが美とされる時代の流れを象徴する存在とも言えるのではないだろうか。

 彼女の多国籍性は流れる血だけではない。アメリカはマイアミで生まれた後、すぐにアルゼンチンに引っ越した彼女。生まれてから6歳頃まではスペイン語を話したが、国内の政治情勢が悪化したことをきっかけに家族で渡英。しかし、最初の2年は再びアルゼンチンに戻ると信じていた彼女が英語を学ぶのを拒んでいた。そして諦めがついた8歳の時、ようやく英語を学びはじめたという。完璧なまでに美しいイギリス英語を流暢に話す彼女からは、少し想像もつかない事実だ。それだけでなく、母親とはフランス語を話すようだ。『クイーンズ・ギャンビット』ではロシア語を披露していたが、そういった語学背景があるからこそどんな言語も流暢に話せてしまいそうな、俳優としての手腕を感じる。

 そして女優になるために14歳の時、アメリカへ戻る。ニューヨークに住んでいた彼女はモデルとしてのキャリアをスタートさせるが、すぐに映画の世界に入ることができた。

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