坂口健太郎、スペシャルドラマ『エアガール』に出演 広瀬すずと淡い恋模様も

坂口健太郎、『エアガール』に出演

 広瀬すずがテレビ朝日ドラマ初主演を務めるスペシャルドラマ『エアガール』に、坂口健太郎が出演することが決定した。

 本作は、空へのあこがれを胸に、どこまでもひたむきに激動の昭和を駆け抜けた、戦後初のCA=“エアガール”を広瀬が演じるお仕事ドラマ。第二次世界大戦で敗戦国となった日本は、GHQに航空関係の活動を一切禁止され、戦後、日本人が日本の空を飛ぶことは許されていなかった。そんな苦難の時代に、日本の空を取り戻すべく奮闘した人々の姿を描く。

 ヒロイン・佐野小鞠はパイロットを夢見ながらも、「空を飛んでみたい!」の一心でエアガールという超人気職業に挑んだ女性。そんな未知の世界に向かって懸命に羽ばたいたチャレンジ精神旺盛な小鞠を、広瀬が演じる。

 脚本を担当するのは、ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)、映画『テルマエ・ロマエ II』、『映画ビリギャル』などを手がけてきた橋本裕志。『松本清張ドラマスペシャル・三億円事件』、『やすらぎの郷』、『やすらぎの刻~道』(いずれもテレビ朝日系)などの藤田明二が演出を担当する。

 坂口が演じる三島優輝は、パイロットになるという夢を抱きながら、戦後初の日本の航空会社設立に奔走する青年。広瀬演じる主人公・佐野小鞠にエアガールという仕事を教え、彼女を“空”の世界へといざなう、重要な役どころ。

 坂口は「僕はこの作品から“時代のエネルギー”をすごく感じたんです。戦後、日本初の航空会社設立という夢を追う人たちのあふれ出るエネルギーみたいなものを、僕なりの解釈で三島という人物に落とし込めたらと思いました」と、役柄に投入した熱い思いを告白する。

 広瀬と同様、坂口も本作がテレビ朝日ドラマ初出演であり、パイロット役も初となる。

 これまで広瀬と坂口は同じ映画作品に名を連ねたことはあるものの、同じシーンに出演したことがなく、本格的な共演は今回が初めて。坂口は「大変なシーンや張り詰めたシーンなどがあっても、カットがかかるとニコニコされているし、風通しがいいというか、現場全体にいい風を運ぶ女優さんだなって思いました」と、“座長”広瀬の現場づくりに感心。

 広瀬も「第一印象は“さわやか~!!”という感じでした(笑)。でもお話ししてみたら……とっても面白い方です!」と、坂口の人間的魅力を絶賛した。ドラマでは小鞠と三島の淡い恋模様も描かれるが、広瀬は「憧れなのか、恋なのか、その狭間での小鞠の心の揺れがとても繊細で…。だからシーンによって、ここは三島さんを意識しないでいようとか、ここは意識しているな、と演じわけました」と、小鞠のピュアな心情を丁寧に表現。

 坂口もそんな広瀬の演技を受け止め、「2人の間に恋を感じる場面もあるのですが、彼女とは同志みたいなところもあって……。この時代だからこそ、素直に思いを告げられない2人のシーンは演じていて、とても美しい瞬間だと思いました」と打ち明けた。

坂口健太郎(三島優輝役)コメント

脚本を読んだときの感想

これまで仕事に行くときなど当たり前のように飛行機に乗っていましたが、当たり前だからこそ航空会社の生い立ちをよく知らなかったな、と気づかされました。日本の空を取り戻そうと闘う人たちにも、対立する人たちにもそれぞれの正義があって、お互いにそれを追求していた時代…。僕が演じる三島も日本の航空会社の設立に尽力するカッコいい男ですし、広瀬すずさん演じる主人公・小鞠も、その生き様がとても凛々しい。そんな作品の中に入ることをめちゃくちゃ楽しみにしていました。

三島優輝を演じるにあたり、心がけていること

僕はこの作品から“時代のエネルギー”をすごく感じたんです。戦後、さまざまなものが不足する中で、日本初の航空会社設立という夢を追う人たちのあふれ出るエネルギーみたいなものを、僕なりの解釈で三島という人物に落とし込めたらいいなと思いました。あと監督からアドバイスされたのは、戦争中、海軍に属していた三島は常に自分を律している、ということ。その内面が姿勢や顔つきに表れるとアドバイスされたので、そこは気をつけながら演じました。

広瀬すずの印象

広瀬さんはよく笑われる方ですね。大変なシーンや張り詰めたシーンなどがあってもカットがかかるとニコニコされているし、風通しがいいというか、現場全体にいい風を運ぶ女優さんだなって思いました。

飛行機について

飛行機はちょっと特別感があって好きです。窓から眺める空って同じ光景なのに飽きないんですよね。それは飛行機に乗っていないと味わえない感覚なので……。断然、窓側の席が好きです(笑)。

広瀬すず演じるヒロイン・小鞠との淡い恋模様について

2人の間に恋を感じる場面もあるのですが、彼女はエアガールとして、僕は日本の航空会社設立に奮闘する一員として、同志みたいなところもあって……。この時代背景の中、素直に思いを告げられない2人のシーンは演じていて、とても美しい瞬間だと思いました。

視聴者へメッセージ

今、自分たちが当たり前に使っている飛行機の礎を築いた方たちのことを、僕もこの作品と出会って改めて知りました。日本の空を取り戻すために奮闘していた人たちの思いや生き様を、少しでも感じていただけたらと思います。

広瀬すず(佐野小鞠役)コメント

坂口健太郎の印象

「さわやか~!!」というのが第一印象でした(笑)。坂口さんは見た目、ものすごくさわやかなんですけど、お話ししてみたら……とっても面白い方ですね!

坂口健太郎演じる三島との淡い恋模様について

2人の恋愛感情が動く瞬間を、監督が「ここはラブシーンの“ような”シーンだから」とおっしゃっていたのですが、そのニュアンスがとても絶妙だなと思いました。私自身も最初は「“ような”ってどういうこと?」と思っていたのですが、憧れなのか、恋なのか、その狭間での小鞠の心の揺れがとても繊細で、もしかしたら彼女自身もハッキリ恋心に気づいていないかもしれない……。だからシーンによって、ここは三島さんを意識しないでいようとか、ここは意識しているな、と演じわけました。

■放送情報
スペシャルドラマ『エアガール』
2021年春放送
出演:広瀬すず、坂口健太郎
脚本:橋本裕志
監督:藤田明二(テレビ朝日) 
原案:中丸美繪『日本航空一期生』(中公文庫)
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)、新井宏美(角川大映スタジオ)
制作著作:テレビ朝日
制作協力:角川大映スタジオ
(c)テレビ朝日

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