綾野剛×北川景子が築き上げた“完全シンクロ”な関係性 同期のような居心地の良さを明かす
役と同様、2人の関係性もシンクロ
ーー撮影の期間はいかがでしたか?
北川:私が撮影の期間に毎朝考えていたのは、「剛さんは今日どういうお芝居するのか」ということ。剛さんの芝居を見て「私はこれでいいんだ」という確認作業しかしなかったような気がします。高千穂が犬養さんが何を考えているか、何を感じているかを常によく観察しているように、私も剛さんのことを観察していました。例えば、段取りが終わった後に、剛さんは納得がいってる顔をしてるのか、もう1回段取りをやり直したいと思っているのかを観察していましたね。納得がいってなかったら、段取りし直すことになるだろうから、先に考えておこうと準備したりとか。高千穂もいつも犬養の背中を見ているので、その辺りも含め、役と私たちの関係性もうまくシンクロしていたと思います。
綾野:全部バレてます。
北川:(段取りを)やり直したいときは、すごくやり直したい顔してる(笑)。やり直したいんだけど、どうしたらいいのか見つかってないときの顔もよくわかります。
綾野:(笑)
ーーそういうときはどうしていたんですか?
北川:剛さんの答えが出るまでとにかく待っていました。
綾野:はい。待ってくださいました。(笑)
北川:逆に私は、お芝居で1回自由に暴れてくれと思っていました(笑)。1回ちょっと自由に暴れてもらって、私がそれに合わせることが多かったです。説明したり話し合ったりするよりも、まず動いてみたいタイプでもあるので。
綾野:よくわかってる。母性の人です。
北川:1回やってみればいいのに、考え込んでるときもあるんです(笑)。「たぶんできるからやってみればいいのに!」と思いながら見ていたこともありましたね。いざやってみたら、さっきは監督と話こんでいたのに、すんなりいくこともあったりして。でもたぶん動いてみる前に話し合うことで、エンジンをかけている部分もあるのかな。
綾野:僕は役や現場によってスタンスが変わるのでそこも全部バレてます(笑)。もう本当、転がされてます(笑)。受け皿が広いですよね。寛容的だし、僕も甘えてるところもあります。なので僕は別の部分で景子ちゃんを支えようと。例えば気候だとか、景子ちゃんの体調だとかを気遣うように意識しました。
北川:そうそう(笑)。「大丈夫? 暑くない?」とか、「今ちょっとクーラー入れてあげて」とスタッフさんに言ってくれたりとか。私、すごく暑さに弱くて、撮影が夏だったので、いつも気にかけてもらっているなというのは感じていました。私の体調面に関してはマネージャーよりも気にしてくれていました(笑)。でも不思議でしたね。役を演じているのか、自分たちがそのままの関係性で映画に出ているのか、境目がないようなときもありましたし。役と自分の境目がすごくシームレスになることってあまりないんですよ。10本やって1本あるかないかだったりするので、そんなに役として現場にいられたのはいいことだなと思いました。気楽に演じられていた気がします。
■公開情報
『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』
全国公開中
原作:中山七里『ドクター・デスの遺産』(KADOKAWA/角川文庫)
監督:深川栄洋
出演:綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ほか
配給:ワーナー・ブラザース
(c)2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
公式サイト:doctordeathmovie.jp
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