ニコール・キッドマンがイメージを覆す役柄について語る 『ストレイ・ドッグ』メイキング映像
10月23日公開のニコール・キッドマン主演映画『ストレイ・ドッグ』より、メイキング映像が公開された。
本作は、キッドマンが酒浸りの中年刑事を演じ、イメージを覆す新たな挑戦をしたネオ・ノワール。ロサンゼルス市警の女性刑事エリンの元に届いた一通の封筒。それは、17年前にFBI捜査官クリスと共に犯罪組織への潜入捜査を行った際、逃がした組織のボスから届いた挑戦のメッセージだった。取り返しがつかない過ちを犯し、以来、心に深く刻まれた罪悪感。その過去に決着をつけるため、エリンは砂漠地帯へと車を走らせる。
『イーオン・フラックス』『ジェニファーズ・ボディ』などの日系女性監督カリン・クサマがメガホンを取り、“直射日光下のノワール”を目指し、実際の犯罪多発地帯を含むロサンゼルス全域でオールロケを敢行した。刑事役に初挑戦したキッドマンは、本作で第76回ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。
公開された映像でキッドマンは、「私は以前からクサマ監督と仕事がしたかったし、脚本に心を動かされたの。最初は“私にできるの?”と悩んでしまったけれど、いつもと違う役だからこそ、挑戦したかった」とエリン役を熱望したことを明かす。エリンという役については「エリンの外見や歩き方や話し方に、彼女の経験がにじみ出るの。脚本、演出、メイク、衣装、すべてに人物像が反映され、エリンのキャラクターと感情を表現しているわ」と語る。
17年前、エリンが潜入捜査した犯罪組織の首謀者サイラスの愛人ペトラを演じたタチアナ・マズラニーは「ニコールがエリン役に決まった時には、“映画のイメージが変わる”と思った。彼女にとって勇気のある選択よ。あれだけの変身はキャリアのリスクにもなる。1つの型にはまらない役よ」と目を輝かせる。
監督のクサマも「ニコールは初めてこういう役を演じたの。かなりの挑戦だったと思う。憎悪、攻撃性、恨みを抱えた役だから。素顔のニコールとはまるで正反対よ」と今までと違った役を見事に演じきったキッドマンを絶賛した。
■公開情報
『ストレイ・ドッグ』
10月23日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
出演:ニコール・キッドマン、トビー・ケベル、タチアナ・マズラニー、セバスチャン・スタン
監督:カリン・クサマ
脚本:フィル・ヘイ&マット・マンフレディ
撮影:ジュリー・カークウッド
音楽:セオドア・シャピロ
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2018年/アメリカ/英語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/121分/日本語字幕翻訳:チオキ真理/原題:Destroyer
(c)2018 30WEST Destroyer, LLC.
公式サイト:www.destroyer.jp