極道なのにやたらとかわいい! 玉木宏、『極主夫道』初回放送でいきなりギャップ炸裂
龍の口癖は「主夫舐めたらアカンでぇ!」、それ以外にも所々に極道を彷彿とさせる言葉や口調が目立つ。主夫の日常生活の中に極道の要素が入り込んでくる程よいファンタジー性と、勘違いの連鎖が巻き起こす奇想天外な展開が本作を楽しむポイントになるだろう。
基本コメディ調でそこまで考えずに気楽に観られる内容であり、家族でも楽しむことができるテレビドラマ向きの作品と言えるのではないだろうか。SNSでもトレンドで見事に1位を獲得し、同枠で放送された作品の中でも久しぶりの好発進である。
脚本を手掛ける宇田学は、現在火曜21時枠で放送中の『DIVER-組対潜入班-』(カンテレ・フジテレビ系)の脚本も手掛けているが、その作風は真逆となっている。ただしどちらにも共通しているのが、後出しのうまさである。大事な部分を後から見せることによって、視聴者の想像をよい意味で裏切ってくれるおもしろさがある。
第1話では、極道としての龍が垣間見えながらも、ベースは主夫として生きる龍が描かれていた。極道とのバランスと個性的なキャラクターがどのように共存していくのか。今後さらに話題になる予感がする。
■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。Twitter/Instagram
■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
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