妻夫木聡、自腹で叙々苑弁当を差し入れ!? “考えすぎ”な性格に吉高由里子らもフォロー
10月11日よりスタートするTBS日曜劇場『危険なビーナス』の制作発表記者会見が10月10日に都内で行われ、妻夫木聡、吉高由里子、ディーン・フジオカ、中村アンが登壇した。
東野圭吾の同名小説が原作となる本作は、とある失踪事件をきっかけに、主人公・手島伯朗(妻夫木聡)が巨額の遺産をめぐる壮大な謎解きに挑んでいくラブサスペンス。東野の小説が日曜劇場でドラマ化されるのは『新参者』(2010年)以来10年ぶりで、脚本を『グランメゾン東京』(TBS系)の黒岩勉が手がける。
自身が演じる伯朗を「嘘がつけない正直者な男なんですけども、美女に弱い。妄想癖がある困った人」と紹介した妻夫木。「最初のほうは(吉高や中村に)包まれる妄想が多かったんですけど、だんだん体育会系のノリになってきて」と話し、中村が妻夫木を長時間抱き寄せる体力勝負のシーンについて「そんな大変な妄想しなくてもいいのに」と苦笑い。一方の中村は「伯朗さんがおもしろいことを全力でやってくるので、笑わないようにこらえている」と打ち明けた。
その伯朗と対立関係にある矢神勇磨を演じるディーンは、自身の役どころを「悪いヤツですよ」と話し、悪役は「めっちゃ楽しいです」と満面の笑み。やりすぎて、嫌悪感が出ないように心がけながらも、「“負け犬”とか罵ったりするセリフは、(演じる機会が)あるようでないので、楽しんでいますね」と明かした。
今回、初共演となる吉高について妻夫木は「とても明るくて人懐こくて。一緒にお芝居をする中で、吉高さんの中にオンオフがあるっていうのはなんとなく気づいてきましたね」とコメント。「たまに言う一言が、すごく頭がいい方なんだなと思う。基本的にはお茶目な人」と続けると、MCから「そこは(吉高演じる)楓と似ている?」と問われ、「楓よりも自由奔放」と返して笑わせた。
そんな吉高は、妻夫木について「物事を10まで考えるタイプ」といい、「そんなに頭働かせてて大丈夫かな」と心配そう。すると妻夫木は「余計なことをいろいろ考えちゃう」と話し、「今日も『王様のブランチ』に出演していて、『オールスター感謝祭』のアーチェリーの映像が流れただけで、なんであそこで500ポイント決められなかったんだろうと、生放送中に反省しちゃうっていう」と肩を落とす。
「やっぱりディーンにやってもらえばよかった」と反省しきりの妻夫木に、ディーンは「いいんだって、あれで。めっちゃ引きずってんだけど!」と大笑い。賞品である“叙々苑弁当”をゲットできなかったことを謝罪し、「自腹で叙々苑弁当を差し入れすることにしました」と頭を下げる妻夫木に「そんなに反省しなくていいんだよ」(吉高)、「ゲームだから」(中村)、「がんばったよ」(ディーン)と次々フォロー。それでも妻夫木は、「悔しかったんだよ~」と嘆いていた。
意外にも、ディーンと妻夫木は同い年。2人での撮影を振り返ったディーンは、伯朗が勇磨の首元を掴んで揺するシーンで、テスト時は優しかった妻夫木が、本番で思いきり首を振ったことを述懐。これに対して妻夫木は、吉高に目線を送り、「第1話で(自分が)吉高さんにビンタされるシーンがあるんですけど、テストの時には『そんなには(強く)いかないですよ』みたいな雰囲気が漂ってたのに、本番になったらバチーン!ときて。それが頭に残ってたのかなぁ」とニヤリ。
吉高が「ちょっとちょっと! 道連れにされたんだけど」と反論するも、妻夫木がディーンへの首振りは「吉高さんのせいといっても過言ではない」と言い切ると、ディーンは「(吉高と自身が所属する)チームアミューズへの復讐だ」と大爆笑。吉高が、利き手と逆の手で叩いたことで加減がわからなかったと弁明するも、妻夫木は「アミューズからホリプロに行って、ホリプロからアミューズに行く」と解説。「社名で会話すな!」とツッコむ吉高に、最終的には「思い切りやってもらえたほうが、芝居としては感情が入りやすいので、愛ある一発が嬉しかった」と感謝した。