森山未來主演『アンダードッグ』本予告公開 水川あさみ、瀧内公美、萩原みのりら追加キャストも

森山未來主演『アンダードッグ』本予告

 11月27日公開の森山未來主演映画『アンダードッグ』の本予告が公開され、水川あさみ、瀧内公美、熊谷真実、冨手麻妙、萩原みのり、風間杜夫、柄本明の出演が発表された。

 本作は、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』の武正晴監督が、原作・脚本を務めた足立紳ら『百円の恋』のスタッフと再タッグを組んだ人間ドラマ。人生から見放された3人の男たちが、何を賭け、何のために戦うのかを描く。

 スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で“咬ませ犬”として踏み台にされながらも、這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・晃を主演の森山が演じるほか、過去に秘密を持つ若手ボクサー・龍太役で北村匠海、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む芸人ボクサー・宮木役で勝地涼が出演する。

 晃の妻・佳子を水川、晃が送迎ドライバーとして日銭を稼ぐデリヘル店にやって来る謎めいた女・明美を瀧内が演じる。そして龍太を養護施設時代から支える妻・加奈を萩原、宮木が唯一心を開く恋人・愛を冨手が演じた。そのほか、晃と腐れ縁のデリヘル店の店長・木田を二ノ宮、木田を支えるベテランデリヘル嬢・兼子を熊谷、宮木の父で有名俳優の幸三郎を風間、晃にチャンピオンの夢を託した父・作郎に柄本が扮している。

 なお、ボクシング界からは、元WBA世界スーパーバンタム級王者の佐藤修や元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二、お笑い界からは、ロバートの山本博、友近をはじめ、バッファロー吾郎A、好井まさお、じゅんいちダビッドソン、ツムラフェスティバル、ジャッキーちゃんらが応援出演を果たしている。

映画『アンダードッグ』本予告

 公開された予告編は、晃、龍太、宮木、3人の負け犬たちのそれぞれの理由、晃と龍太にとって、2人の対決が前に進むために避けて通れない闘いであることが映し出されていく。また、本作の主題歌がシンガーソングライターの石崎ひゅーいが書き下ろした「Flowers」に決定し、映像中盤から使用されている。

コメント

石崎ひゅーい


武監督の作品は以前から好きでした。なのでオファーを頂いた時は純粋に嬉しかったです。
現場で監督とお話させて頂いた時、印象的だったのが「普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴がクライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい。」と仰っていた事でした。自粛期間中、スーパーと家との往来の日々の中、ひび割れたコンクリートから不格好な姿で咲いてる花を見つけました。その姿が、まるでこの物語の登場人物達のようだと感じたんです。この歌は「僕」の歌じゃなくて「僕ら」の歌です。「アンダードッグ」というリングに立たせて頂いた事、そして一緒に戦える事に心底興奮しています。

監督・武正晴

ボクサーという非情の世界の住人を花に例えた詩情に感銘を受けた。「敵だらけの 今夜に 感謝するよ ありがとう」という歌詞を、この半年唱えながら眠れぬ夜を乗り越えた。強くなれた。この映画によって名曲が生まれたことに誇りを感じる。映画創りが才能との邂逅の場であることを強く再認識できた。幸運である。只々感謝しかない。

プロデューサー・佐藤現

石崎ひゅーいさんなら、地べたでもがきながら生きる者たちの心情を、俯瞰から見下ろすのではなく同じ眼線から表現してくれるのではないかと思い、書き下ろしをお願いしました。
そして出来上がった「Flowers」は、まさに主人公たちの心の叫びであり、魂を燃やして生きようと思わせてくれる力強い歌でした。最高の主題歌です。

■公開・配信情報
劇場版『アンダードッグ』【前編】【後編】
11月27日(金)より、ホワイトシネクイントほかにて全国公開
配信版『アンダードッグ』
ABEMAプレミアムにて、2021年1月1日(金)〜配信開始
出演:森山未來、北村匠海、勝地涼、瀧内公美、熊谷真実、水川あさみ、冨手麻妙、萩原みのり、風間杜夫、柄本明
監督:武正晴
原作・脚本:足立紳
音楽:海田庄吾
企画・プロデュース:東映ビデオ
制作プロダクション:スタジオブルー
配給:東映ビデオ
製作:ABEMA、東映ビデオ
(c)2020「アンダードッグ」製作委員会
公式サイト:underdog-movie.jp
公式Twitter:@Movie_UNDERDOG

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