ナチス・ドイツが実際に行っていた“命の選別”の様子が 『ある画家の数奇な運命』本編映像公開

ナチス・ドイツが実際に行っていた“命の選別”の様子が 『ある画家の数奇な運命』本編映像公開

 10月2日公開の映画『ある画家の数奇な運命』より、本編映像が公開された。

 本作は、第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部⾨に出品され、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされたドナースマルク監督による人間ドラマ。現代美術界の巨匠であり、ときにオークションで数⼗億円の価格がつくアーティスト、ゲルハルト・リヒターの半⽣をモデルに、祖国ドイツの“歴史の闇”と“芸術の光”に迫る。

映画『ある画家の数奇な運命』本編映像

 公開された本編映像は、ナチス・ドイツが実際に行っていた“命の選別”の会議シーンを捉えたもの。

 1940年当時のベルリンでのナチ政権によって行われていた「命の選別」政策が医師たちに告げられるシーンから始まり、「最も劣った者に断種が行われた。その数は40万人、誇るべき数字だ」「“血統改良”への貢献へ後の世代も感謝するだろう」とヒトラーの独裁が国中に影を落としていく中、差別的な“優生思想”に基づいた精神病の患者や障害者への「安楽死政策」はさらに強化されていった。そんな中、婦人科の名医でナチの親衛隊名誉隊員であるゼーバント教授(セバスチャン・コッホ)もその忠誠心を認められ、患者の生死を自ら決める権限を与えられるが……。

 本編映像でのシーンは、豊かすぎる感受性のため精神のバランスを崩した主人公クルト(トム・シリング)の叔母が、国の政策によって強制入院させられる発端となる。

■公開情報
『ある画家の数奇な運命』
10月2日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本・製作:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
撮影:キャレブ・デシャネル
音楽:マックス・リヒター
配給:キノフィルムズ・木下グループ
原題:Werk ohne Autor/英題:Never Look Away/2018年/ドイツ/ドイツ語/189分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/日本語字幕:吉川美奈子/R-15
(c)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG
公式サイト:neverlookaway-movie.jp

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