『TENET テネット』にJ・D・ワシントンが起用された理由 クリストファー・ノーランが明かす

『TENET テネット』にJ・D・ワシントンが起用された理由 クリストファー・ノーランが明かす

 9月18日より公開される『TENET テネット』。クリストファー・ノーラン監督が主演のジョン・デヴィッド・ワシントンについて語った。

 本作は、『ダークナイト』『インセプション』『ダンケルク』などを手がけてきたノーラン監督によるタイムサスペンス。主人公に課せられたミッションは、人類がずっと信じ続けてきた現在から未来に進む“時間のルール”から脱出すること。時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのだ。ミッションのキーワードは“TENET(テネット)”。突然、国家を揺るがす巨大な任務に巻き込まれた名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)とその相棒(ロバート・パティンソン)は、任務を遂行することができるのか。

 本作に主役として抜擢されたのがワシントン。もともとアメリカンフットボールのプロ選手として活躍していた経歴の持ち主で、出演作は多くないものの、2018年に主演を務めたスパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』でゴールデングローブ賞映画部門の主演男優賞にノミネートされた。そんな彼の『TENET テネット』への出演は、「スクリーンに目を釘付けにすることができる俳優」を探していたノーランが、『ブラック・クランズマン』のワールドプレミアを訪れた際に動き出したという。

 「カンヌ映画祭で『ブラック・クランズマン』のワールドプレミアを観たとき、『TENET テネット』の構想にとって最も重要な瞬間が訪れた。映画自体にも度肝を抜かれたけど、ジョン・デヴィッド・ワシントンを見て、彼の天性のカリスマ性に強い感銘を受けたんだ。それがスクリーン上にはっきりと現れていた」と、『TENET テネット』制作にあたり、重要なピースが揃った瞬間をノーランは振り返る。

 「彼なら最強の主役になれるだろうと確信したよ」とまで言わしめるカリスマ性を持つワシントンだが、彼の父はアフリカ系アメリカ人俳優として初めて2つ目のオスカー像を手にしたデンゼル・ワシントン。まさに天性のカリスマ性を持つにふさわしい人物といえる。

 本作でワシントンが演じるのは、ある偽装テロ事件に特殊部隊として潜入したことから、第三次世界大戦を防ぐための謎のキーワード「TENET」を巡るミッションに巻き込まれる主人公の“名もなき男”だ。「脚本を読んだとき、さまざまな意味で“主役”が観客だということに心を奪われた。彼が歩んでいく道のりは、観客も体験する道のりなんだ」とワシントンが振り返る通り、名もなき男は「TENET」というキーワードをはじめ、様々な謎に包まれた物語と観客を繋ぐ重要な役割を担っている。

 そして今や世界中の俳優が出演したいと願うノーラン作品のニューヒーローという大役だが、ワシントンはプレッシャーを全く感じなかったという。ノーランについては「アメリカンフットボールでもそれ以外でも、クリストファー・ノーランのようなコーチの元でプレイしたことなんてなかったよ(笑)。おかげで、役者は自分には限界などないのだと思えたし、それを乗り越えることができた。僕たち役者にもそういう信念はあったが、指導者から与えられるものでもあったんだ」と役者を信頼し、その能力を存分に引き出す手腕を絶賛し、ワシントンにとっても新境地が開けた作品となったことを明かした。

■公開情報
『TENET テネット』
9月18日(金)全国ロードショー
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス
製作総指揮:トーマス・ハイスリップ
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
公式サイト:http://tenet-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/TENETJP

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