『未満警察』が中島健人×平野紫耀にもたらしたもの 最終回は伊勢谷友介との“緊迫感の演出”に期待

『未満警察』は中島健人×平野紫耀の転機に?

 Sexy Zoneの中島健人とKing & Princeの平野紫耀がW主演を務めるドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)が、本日9月5日についに最終回を迎える。

 本作は、中島演じる理論派の本間快と平野演じる体力派の一ノ瀬次郎のバディが、学校の授業で得た知識を駆使して、リアルタイムで難事件を解決していく警察ドラマ。前回放送の第9話では、これまでも黒幕として暗躍してきたスコップ男の正体が、まさかの快と次郎の教官・片野坂譲(伊勢谷友介)であることが明らかに。しかし、予告編を観るとまだ別の真実が隠されている様子だ。

【9月5日(土)よる10時】未満警察ミッドナイトランナー【いよいよ最終回!】

 中島と平野のW主演が、ニュースの時点から大きな話題を呼んでいた本作。バディとして結束を深めていく2人の演技も大きな見どころの一つだ。ライターの高橋梓氏は、中島と平野について次のように語る。

「中島さんは若手から中堅に上がっていく時期でもあり、演技に関してもより積極的に様々な作品に出演している印象があります。いわゆる“王子キャラ”の印象が強いとも思うのですが、24時間テレビでの『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』(日本テレビ系)以降、そうしたイメージとは違った顔も見せています。『未満警察 ミッドナイトランナー』もこれまでの王子キャラが発揮される場面がありながらも、アクションやコメディらしいかけ合いなどに挑戦していて、彼にとってのターニングポイント的作品と言えるのではないでしょうか。一方の平野さんは、ジャニーズJr.時代の『SHARK』(日本テレビ)での演技など、もともと表現力の高さがファンの間でも話題を呼んでいました。その後は、『ういらぶ。』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』など少女漫画原作作品が続いていましたが、本作はその意味でこれまでとは違う、一歩踏み込んだ作品です」

 『未満警察 ミッドナイトランナー』は、2人にとって、次のステージに進むきっかけとも位置付けられそうだ。また、2人のコンビの魅力について、高橋氏は次のように語る。

「2人とも演技に安定感があるから、安心して楽しめます。コメディのシーンでは、どことなく2人の素の感じが出ていて、思わず笑ってしまいます。バディの結束という意味でも、役作りのために交換日記をしていたと各所のインタビューで語っていたように、仲の良さが垣間見れました。脚本も『ジロちゃん』『カイくん』と呼び合ったり、『グーパータッチ』が毎話組み込まれていたりと、定番の楽しみが盛り込まれていて、『ジロカイコンビ』としてファン全体が楽しめる構成になっていたことも、バディの結束を後押ししたんじゃないでしょうか」

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