今泉佑唯、原点は欅坂46時代にあり “アザカワ演技”から芝居に対する向き合い方の変化までを語る

今泉佑唯、原点は欅坂46時代にあり

 ジャニーズJr.の人気グループ、美 少年の連続ドラマ初主演作『真夏の少年~19452020』が、テレビ朝日系で毎週金曜23時15分から放送中だ。それぞれに事情を抱えた高校生たちと、彼らと行動を共にする1人の軍人を通し、本当の幸せ、本当の自由とは何かを世の中に問いかける本作。主な舞台となる富室高等学校の2年B組の生徒には、注目の若手俳優陣が集結していることでも話題となっている。

 そんな本作で、お調子者でお人好しの竜二(岩崎大昇)が思いを寄せる“アザカワ(あざとくてかわいい)女子”、牟呂由真を演じているのが、元欅坂46の今泉佑唯だ。第2話での“アザカワ演技”も大きな話題となった今泉に、本作の撮影や“アザカワ女子”の役作り、そして欅坂46への思いについて話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

今泉佑唯、芝居に対する向き合い方の変化や欅坂46への思いを語る 『真夏の少年~19452020』インタビュー【リアルサウンド】

「私自身もあざといのかもしれない」

ーー『真夏の少年~19452020』の出演が決まったときは、どういう気持ちでしたか?

今泉佑唯(以下、今泉):情報解禁したときにやっと実感が湧いてきたんです。友人や周りの人から「おめでとう」とか「絶対に観るね」という連絡が、自分が想像していた以上に来たので、そのときに「そんなにすごい作品に携われたんだ!」と思いました。

ーーそれほどの連絡があったんですね。

今泉:反響がすごかったですね。ファンの方はもちろんですし、普段はなかなか連絡を取らない友達からも来たので、「あ、チェックしてくれてるんだ!」って嬉しくもなったし、頑張らなきゃと思いました。

ーー本作での制服姿をInstagramに載せられた際の反響もすごかったですよね。

今泉:ファンの皆さんは実際に私の制服姿をあまり見たことがないからか、いつもの倍くらいコメントが来て、自分でもびっくりしました。こんなに反響があるとは思わなかったので、「まだ私、制服いけるのかな」って勝手に期待しました(笑)。

ーーいま21歳ですよね? まだまだいけると思いますよ(笑)。

今泉:いけますかね?(笑) 今回、私がクラスメートの中で一番年齢が上なんです。一番下の子で15歳とかなので、控え室から聞こえてくる会話が若いなと(笑)。

ーー共演者の皆さんとはどういう話をされているんですか?

今泉:(実際にやってみながら)縄跳びのダンスがTikTokで流行ってるとかを、「TikTokって1年半くらい前に流行ったんじゃなかったの?」と思いながら盗み聞きしたり、最近どういうアプリが流行ってるかという話で、ものすごく年の差を感じました。1~2歳なら意外とそんなにかもしれないですが、5歳くらい離れちゃうと、流行っているものとか身につけているものとかが結構違ってきちゃうので、そこにびっくりしました。あと、一緒に写真を撮ろうってなったときに、私は普通にピースをしがちなんですけど、いまの子たちはピースをしないんですよ。(指でハートを作りながら)なんか、こういうハートが流行ってるらしくて、こっちなのねっていう(笑)。「流行りに乗り遅れてしまったんだ私……って思いました(笑)。この期間でいろんな若い子たちのエキスを吸い取って、撮影が終わる頃にはピチピチになりたいと思います!(笑)

ーー撮影が終わる頃には流行りに敏感になっているということですね(笑)。

今泉:そうですね。すでに縄跳びのダンスは習得し始めているので(笑)。実際、私が演じている由真が、“あざかわ女子”で、TikTokなど流行りに敏感で、指ハートもやるんです。本来は自分が一番最先端じゃないといけないのに一番遅れてしまっているので、ここから巻き返したいなと思います。

ーー“あざかわ女子”というと、ミニドラマのパートに出演したバラエティー番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系、7月25日放送)での“あざとすぎる”リモート飲み演技も話題になっていましたね。

今泉:SNSでもたくさんコメントが来たり、すごく反響がありました。ちょうど昨日『真夏の少年』の現場だったんですけど、そのときに監督さんや生徒役の子たちから「『あざとくて何が悪いの?』観ました!」って言われたりもして、なんかちょっと恥ずかしいと思ったり(笑)。こんなにたくさんの人に感想を言っていただけるとは思っていなかったので、ちょっと照れくさくなりました。

ーー今泉さん自身にあざといところはあるんですか?

今泉:『あざとくて何が悪いの?』の撮影をしたときに、実際、私だったらやるかもしれないなと思った部分が何個かあったので、あざといのかもしれないです。演じた役柄では、後ろに豆苗を置いたり、見える場所に気を引くような本を置いたり、背景を気にしていたんです。私も背景を綺麗にしたり、かわいく見えるライトを絶対使ったりするので、「あれ、私って……!?」と思いました(笑)。

ーー気づいてはいなかったけど、そうだったのかと。

今泉:そうですね(笑)。でも、あざといって悪いことじゃないんだって思いました。『あざとくて何が悪いの?』では25歳の設定でしたが、『真夏の少年』は高校生なので、また全然違った“あざとさ”を楽しんでいただけると思います。

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