ロン・ハワード、なぜオペラのドキュメンタリー監督に? 『パヴァロッティ』インタビュー映像

 9月4日に全国ロードショーされる『パヴァロッティ 太陽のテノール』の監督を務めたロン・ハワードのインタビュー映像が公開された。

ロン・ハワード

 本作は、“神の声”を持つと言われたイタリアの国宝、ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を描いたパヴァロッティ初のドキュメンタリー映画。“ハイC”と呼ばれる高音を軽々と出すパヴァロッティの並外れた音域と力強く芳醇な声量による歌声を、最新技術“ドルビーアトモスの多次元音響技術”を使ってスクリーンに蘇らせたのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などを手がけ、3度のアカデミー賞に輝いた実績を持つ録音技師、クリストファー・ジェンキンズ。彼は同じ部屋の中で生の歌を聴いたときに体で感じる力強さや鋭さを映画館でも感じられるようにしたいと考え、この最新技術を使ってパヴァロッティの歌声の輝きを結合、生の歌声の力を捉えることで、パヴァロッティの歌声を再現した。

 月に打ち上げられたアポロ13の爆発事故からの奇跡の生還を描いた『アポロ13』、F1を舞台にしたレーサーたちの死闘と友情を描いた『ラッシュ/プライドと友情』、ビートルズのメンバーたちをその音楽の魅力とともに存分に映し出した『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』などを手がけてきたハワード監督が次に選んだのは“オペラ”だった。

『パヴァロッティ 太陽のテノール』ロン・ハワード監督インタビュー映像

 公開されたインタビュー映像では、パヴァロッティとの出会いや彼の人柄を語り、「オペラのファンではなかった」と告白。だが続けて、「でも『ラッシュ/プライドと友情』を手掛ける前、F1のファンではありませんでしたし、『アポロ13』の前に宇宙計画について詳しかったわけでもありません。その価値はわかっているつもりですし、オペラとパヴァロッティに対しても、もちろん素晴らしいと考えています」語っている。また、パヴァロッティの魅力やこの映画で描いているもの、さらにパヴァロッティとダイアナ妃、パヴァロッティとチャリティの関係性についてまで、彼自身の考えを述べている。

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■公開情報
『パヴァロッティ 太陽のテノール』
9月4日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ロン・ハワード
配給:ギャガ
2019年/イギリス・アメリカ/ビスタ/5.1ch デジタル/115 分/字幕翻訳:古田由紀子/字幕監修:堀内修
(c)2019 Polygram Entertainment, LLC ‒ All Rights Reserved.
公式サイト:gaga.ne.jp/pavarotti

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