長澤まさみらの“新たな一面”に注目! 実際に起きた殺害事件を基にした映画『MOTHER マザー』

長澤まさみらの“新たな一面”に注目! 実際に起きた殺害事件を基にした映画『MOTHER マザー』

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、長澤まさみと同い年で生年月日も1週間違いの宮川が、『MOTHER マザー』をプッシュします。

『MOTHER マザー』

 2014年3月、埼玉県川口市で当時17歳の少年が、祖父母を刺殺し、現金を奪う殺害事件が発生。少年は強盗殺人容疑で逮捕され、裁判で懲役15年の判決を受けた。

 本作『MOTHER マザー』は、この川口祖父母殺害事件に着想を得て、新たな物語として描いた人間ドラマ。『新聞記者』『宮本から君へ』などを手がけた河村光庸プロデューサーと、『光』『タロウのバカ』の大森立嗣監督がタッグを組み、フィクションを交えながら映像化した。

 この作品には、注目すべきポイントがいくつかある。まずは何よりも、主演の長澤まさみが挑んだ役柄だ。男たちと行きずりの関係を持ち、その場しのぎで生きてきた奔放な女性・秋子。彼女はシングルマザーで、実の息子である周平に対して、異様な執着心を持っている。その親子の関係性が、やがて上記のような殺害事件を生むことになってしまう。作品のトーンはひたすら暗く、そのトーンを決定づけているのが長澤の存在感。奇しくもシリーズ最新作となる映画が同月に公開となる『コンフィデンスマンJP』(7月23日公開『コンフィデンスマンJP プリンセス編』)で演じている、ハイテンションで明るいダー子とは真逆の役柄だと言えよう。怪我をした息子のひざを舐めたり、肌着でラブホテルのベッドに寝そべったり、うつろな目でタバコをふかしたり、海辺で刺身を食べたり……と、これまで彼女が演じてきた役柄の中で最もダークと言える、長澤まさみの新たな一面が見れるキャラクターとなっている。

 「新たな一面が見れる」といえば、長澤演じる秋子と内縁の夫になるホスト・遼役の阿部サダヲも同様だ。本人も「ここまでひどい役はやったことない」「自分の親とかはちょっと観ないでほしい」と語っているように、阿部サダヲ史上最低のキャラクターを見事に演じ切っている。長澤曰く「阿部サダヲがすべてをかけて挑んだ」というダンスシーンにも注目だ。

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