味方良介、『妖怪シェアハウス』で連ドラ初出演! 陰陽師の末裔の新人神主役で所作を研究

 8月1日よりテレビ朝日系で放送がスタートする、小芝風花主演ドラマ『妖怪シェアハウス』に味方良介が出演することが発表された。

 小芝にとって民放連続ドラマ初主演となる本作は、クズ男にお金も仕事も家も奪われたどん底気弱女子を、妖怪たちが“奇想天外”な方法で救うというホラーコメディ。『ケイゾク』(TBS系)や『SPEC』シリーズ(TBS系)、『民王』(テレビ朝日系)の西荻弓絵、『世にも奇妙な物語』シリーズ(フジテレビ系)のブラジリィー・アン・山田らが脚本を手がけ、『怪奇大家族』(テレビ東京系)や『ケータイ刑事』シリーズ(BS-TBS)の豊島圭介、『民王』や『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の山本大輔が監督を務める。

 先日幽霊・妖怪キャストに松本まりか、毎熊克哉、池谷のぶえ、大倉孝二、主人公が働く編集プロダクションメンバーに大東駿介、内藤理沙が出演することが決定した。

 今回出演が発表された味方が演じるのは、妖怪たちが住むシェアハウスの大家で、新人神主の水岡譲。 舞台を中心に活躍してきた味方にとって、今作が連続テレビドラマ初出演になる。

 味方は、幼少期に観たミュージカルに憧れ、俳優を目指し2011年にミュージカル『恋するブロードウェイ』でデビュー。ミュージカル『テニスの王子様』や『薄桜鬼』シリーズなどで注目を集めた。2017年には、つかこうへいの名作舞台『熱海殺人事件』で主演の木村伝兵衛部長刑事役を24歳という史上最年少で務め、以降3年連続で座長を担った。

 水岡は新人とはいえ神主であり、陰陽師の末裔という役どころ。味方は劇中で神主や陰陽師としての所作を見せていく。そこで、クランクインに先だち、所作指導が行われることとなった。指導を行ったのは、映画『陰陽師』をはじめ、陰陽師が関係する数々の作品で指導を行ってきた陰陽道研究家の高橋圭也。神主の衣装に身を包んだ味方は、まず柏手の正しいやり方から教わり、「右手と左手は少しずらす」「力は入れずに軽く拍手すると音が鳴る」など、やり方やコツを実践。教わるごとに「へぇ!」と何度も頷き、習ったことを熱心に確認した。

 また、自ら「足元で何か(気をつけることは)ないですか?」と積極的に質問するなど、真面目な一面も。“結界”のポーズの練習では、両手の指を絡ませる複雑な動きのため、先生から簡単なやり方も教わったものの、味方は複雑なポーズを難なくやってのけ、これには先生も「この指(の形)は完璧!」と驚きを見せた。教わったことを、全てすんなりこなしているように見えた味方だが、「顔だけです! 顔だけ堂々として、実はドキドキしていました。今は堂々としておかないと、みなさんが不安になっちゃうので。『あ、できそうだな』って思わせておいて、この後、家で必死に練習するという……」と告白した。

 この日は動きのほかに、呪文を言う際の声の出し方や、所作の意味なども習った味方。「一つの手の動作にしても、これが火を表現しているとか、「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。言葉だけで聞くとなかなか難しいですが、とてもわかりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました」と語った。

味方良介(水岡譲役)コメント

初めて連続ドラマに出演することになり、新たな自分の引き出しが増えるかなと期待しています。これまで、舞台では長くても4時間ほどの時間経過だったものが、連続ドラマでは何週にも渡って役柄の人生が進んでいくと思うと、魅力的だなと感じていますし、どういう風に自分自身の体感が進んでいくのかなど、未知な部分があるので、楽しみです。

『妖怪シェアハウス』という作品はオリジナリティーに溢れていますし、言いようによっては、とてもふざけたタイトルで、ありがたいなと思ったんです。お芝居をしているとなかなかふざけることもないので、タイトルからふざけていただけると、ふざけやすいというか(笑)。

もともと僕は怖い話がとても好きなんです。稲川淳二さんの「怪談ナイト」というライブに毎年足を運んだり、寝るときも怖い話を聞いたりするくらい。妖怪は「見たいな、出会いたいな」と思っていたので、それが実現するのは嬉しいですよね。こういうポップな感じで出会えるとは思っていませんでした(笑)。

僕が演じる水岡譲という役は、とてもむず痒いキャラクターです。キメきれていないというか、決定的な瞬間を捉えきれないダサさを感じます。そのどうしようもない、母性をくすぐるところが魅力の役柄ですね。あくまでも主人公の澪がいる中で、そこにどういう風に作用できるかというのが大事なことだと思うので、僕がどう演じたいかではなく、澪の世界を、周りにいる僕らがどういう風に肉付けできるか、ということを考えながらやっていこうと思っています。ただ、水岡を囲む妖怪たちは、トリッキーな方たちが多いので、負けないように…水岡は負けっぱなしでしょうけど、気持ちの面では負けないようにしないといけないなと思っています!

今回、新人神主であり陰陽師の末裔という役柄ですが、例えば神主さんは、舞台のお祓いや年末年始のお参りで見かけることはあっても、詳しく知る機会がこれまでありませんでした。お祓いのときは頭を下げていて見えなかったところで、実はそんな儀式をやっていたんだとか、そういう意味があったんだとか、一つの手の動作にしても、これが火を表現している、とか、「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。言葉で聞くだけではなかなか難しい部分がありますが、陰陽師指導の先生にとてもわかりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました。

今のこの状況下ですが、これだけぶっ飛んで、突き抜けた作品を、家族や、友達、恋人と一緒に観て、テレビって楽しいよね、ドラマっていいよね、という憩いの時間、笑える時間にしていただければいいなと思っています。

■放送情報
『妖怪シェアハウス』
テレビ朝日系にて、8月1日(土)スタート 毎週土曜23:15~24:05放送
出演:小芝風花、松本まりか、毎熊克哉、池谷のぶえ、内藤理沙、大東駿介、味方良介、大倉孝二
脚本:西荻弓絵、ブラジリィー・アン・山田、綿種アヤ
演出:豊島圭介、山本大輔
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:飯田サヤカ(テレビ朝日)、宮内貴子(角川大映スタジオ)
制作:テレビ朝日
制作協力:角川大映スタジオ
(c)テレビ朝日

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