『美食探偵 明智五郎』クランクアップ 中村倫也「僕の人生の『誇り』の1つになった」
6月28日に最終話を迎える『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)がクランクアップを迎えた。
本作は、『海月姫』『主に泣いてます』『ママはテンパリスト』『偽装不倫』『東京タラレバ娘』などで知られる東村アキコ原作の同名漫画をドラマ化するサスペンス。私立探偵・明智五郎(中村倫也)が類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら、殺人鬼へと変貌する主婦と対決する模様を描く。
6月21日放送の第8話ラストで、マリアとともに奈落の底に身を投げた明智。明智はその日の夜に、探偵事務所に戻ってくる。心配する苺(小芝風花)の前にその夜、明智が戻ってくるが、口は閉ざしたまま。半年後、細々と探偵業を続けていた明智は、母・寿々栄(財前直見)から実家の系列ホテルで開かれる重要な和菓子の選定会に駆り出される。しかし、選定会当日、再び動き出したマリア・ファミリーの暗躍により、和菓子に盛られた毒で政府要人が死亡する大惨事に。一方、異変に気づいた苺は伊藤(武田真治)に拉致される。明智は、事件の真相を問う上遠野警部(北村有起哉)たちにマリアの存在を隠したまま、マリアから招待された「最後の晩餐」へ。そこには、衝撃の結末が待ち受けていた。
6月24日の夕方、中村と小池栄子がオールアップしたのは、選定会の会場となったホテル
の地下駐車場で、高橋の目の前で、明智がマリアの手を取り逃走するシーン。撮影は、都内某所の実際のホテルの駐車場で行われた。中村は「皆さんとこのドラマを作り上げることができたことが、間違いなく、僕の人生の『誇り』の1つになったと思います」とコメント。小池は「倫也君を始め共演者の皆様が、一緒に芝居をしていて鳥肌が立つと言いますか、負けていられないな……という気持ちにさせてくれるメンバーで、とても楽しかったです」と語った。
さらに、そのシーンには出演がなかった苺役の小芝風花が中村にサプライズで花束を贈呈。温かな拍手に包まれたオールアップとなった。また、その数時間後、小芝もアップを迎え、『美食探偵』のすべての撮影が終了。小芝の最後のシーンは、伊藤(武田真治)らに拉致された苺が、口にガムテープを貼られ、バンに乗せられている場面。台詞が一言もないシーンでのオールアップとなった。小芝は「みなさんがすごく優しくて、楽しい方ばかりだったので、現場に来てずっと笑っていられました!」と笑顔で語った。
コメント
中村倫也
クランクインの日を、忘れもしません。
1月14日……15日。いや、13日? すみませんちょっと忘れてしまったのですが。
まさか皆さんと梅雨を一緒に迎えることになるとは。まさか寒くないようにと選んだ明智のスーツの厚めの生地が僕に牙を剥くことになるとは。あの日は思いもしませんでした。
予想外の出来事でスタッフの皆さんも入れ替わりがあったり、初めて経験することが多かったと思うのですが、皆さんの人柄、仕事に対する真摯な姿勢の全てに救われました。
本当にありがとうございました。
皆さんとこのドラマを作り上げることができたことが、間違いなく、僕の人生の『誇り』の1つになったと思います。
小池栄子
やりがいのある楽しい役をありがとうございました。演じながらワクワクしていました。倫也を始め共演者の皆様が、一緒に芝居をしていて鳥肌が立つと言いますか、負けていられないな......という気持ちにさせてくれるメンバーで、とても楽しかったです。
コロナでどうなるかと思いましたけど、自分の役を演じればよい役者と違い、スタッフの皆様は様々な仕事をされていて、見ていて頭の下がる思いでした。
最後に、倫也、貴方のいつもフラットなテンションが、とても芝居がしやすくて助けられました。
本当にありがとうございました!
小芝風花
皆さん、半年間ありがとうございました。最後、まさか台詞が一言もないシーンで、(ガムテープで)ほっぺたがヒリヒリして終わるとは思ってもみなかったです(笑)。あと、『美食探偵』の撮影のために(自動車運転)免許を取ったのですが、1回しか運転するシーンがありませんでした(笑)。
でも、みなさんがすごく優しくて、楽しい方ばかりだったので、現場に来てずっと笑っていられました!
最後まで楽しく撮影できたのは、みなさんのお陰です! 本当にありがとうございました!!
■放送情報
『美食探偵 明智五郎』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜23:25放送
出演:中村倫也、小芝風花、小池栄子、北村有起哉、佐藤寛太、富田望生、志田未来
原作:『美食探偵 明智五郎』東村アキコ(集英社『ココハナ』連載)
脚本:田辺茂範
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:荻野哲弘、本多繁勝(AX-ON)、西紀州(AX-ON)
協力プロデューサー:吉川恵美子
演出:菅原伸太郎、水野格ほか
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ (c)東村アキコ/集英社
公式Twitter:@bishoku_ntv