富田望生が“最強の親友”ポジションに内包する安心感 『美食探偵』で“フッカル”桃子を好演

富田望生が“最強の親友”ポジションに内包する安心感 『美食探偵』で“フッカル”桃子を好演

 放送が中断されていた『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)が放送を再開。物語が佳境に入る中、注目されているのが2号こと、桃子(富田望生)の存在だ。小林苺(小芝風花)の親友である桃子は、本作の中でも特に“グルメ”にまつわるパートを担う重要な存在である。

 桃子が初めて登場したのは有名パンケーキ店での食事シーンだ。ポップな髪形とファッションに身を包み、様々な食事を頬張る“食べっぷり”の潔さが魅力である。桃子は実に美味しそうに食事を頬張るのだ。富田の演じる桃子から溢れ出る、食事で得られた「幸せオーラ」は視聴者を満腹の快感へと誘う。桃子にはパンケーキの他にも、チーズダッカルビ、のっけ丼、立ち食いフレンチ、スイーツビュッフェなど様々な食事シーンがあり、登場場面のほとんどが“食べるシーン”となっている。「食」は映画やドラマでも度々主題として描かれる。食事シーンを魅力的に演じることのできる役者は、貴重な存在だ。そんな桃子は、あまりに口いっぱいに頬張りながらしゃべるため、台詞にテロップがつくこともしばしば。こうしたチャーミングな姿もまた、ドラマにとって重要なエッセンスとなっている。

 いわゆる“フッカル”な桃子は絶妙のタイミングで現れては明智やイチゴの窮地を救う。そしてマグダラのマリア(小池栄子)に命を狙われることになってしまった苺を心配するあまり、第5話では苺を危険な目にあわせないために自ら明智の助手役をかってでた。そんな桃子が苺をサポートするのは、事件のことだけではない。明智に恋心を抱く苺のために、恋のサポートにも徹している。出すぎることなく、引きすぎることもなく、絶妙なサジ加減で苺を支える桃子は、まさに「最強の親友」といった存在。余計なことは一切言わずにそっと寄り添う何気ない優しさが醸し出せるのは、富田自身の持つ穏やかで優しそうな雰囲気に役柄がマッチしているという理由もあるだろう。誰にとっても理想の友人と思わせる、暖かさを持った芝居ができる若手女優なのだ。

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