『JIN-仁-』共感を呼ぶ、森下佳子の脚本術 『アンナチュラル』の先駆けにも?

 現代とのリンクについても思わず考えずにはいられない。

「仁先生がたった一人の天才医師ということではないんです。仁先生がもたらした知識や思いを、周りの街の人たちが信じて協力していくストーリーにも今は思わずグッと来てしまいますね。『今、自分ができることをやる』というセリフも勇気をもらいます」

 コロナウイルス禍の不安が未だ絶えない中、『JIN-仁-』というエンターテインメントからのメッセージを受け取ることで、少しでも生活にポジティブな変化が期待できるのではないだろうか。

■田幸和歌子
出版社、広告制作会社を経てフリーランスのライターに。主な著書に『KinKiKids おわりなき道』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』(ともにアールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。

■放送情報
『JIN-仁- レジェンド』
TBS系にて放送 ※一部地域を除く
5月3日(日)14:00~17:00
出演:大沢たかお、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、戸田菜穂、武田鉄矢、、中村敦夫、高岡早紀、六平直政、麻生祐未、小日向文世、中谷美紀(特別出演)、内野聖陽
パート2出演:市村正親、佐藤隆太、市川亀治郎、藤本隆宏
原作:村上もとか『JIN-仁-』(集英社『SUPER JUMP』)
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗、山室大輔、那須田淳、川嶋龍太郎
プロデュース:石丸彰彦、津留正明、中井芳彦
製作著作:TBS
(c)TBS

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