ウディ・アレン『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』今夏公開 T・シャラメとE・ファニングが共演

ウディ・アレン監督最新作、今夏公開へ

 ウディ・アレン監督最新作『A Rainy Day in New York(原題)』が、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の邦題で今夏公開されることが決定。あわせて海外版予告編と場面写真が公開された。

 『マンハッタン』『アニー・ホール』『カフェ・ソサエティ』『女と男の観覧車』などニューヨークを舞台に数々の作品を発表してきたアレン監督が手がけた本作は、ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスらが共演を果たした、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女のロマンチック・コメディ。2018年に北米公開予定だったが、#MeToo運動の渦中で、アレン監督による、養女ディラン・ファローへの性的虐待疑惑で公開中止に追い込まれた。だが、2019年初夏のポーランドでの公開を皮切りに、ヨーロッパを中心に公開され、このたび日本でも公開される運びとなった。

 舞台となるのは、現代のマンハッタン。クラシックなニューヨークとしておなじみの、メトロポリタン美術館、セントラル・パーク、カーライルホテルなどニューヨークの数々の名所を、ジャズピアノと雨音が彩る。『カフェ・ソサエティ』『女と男の観覧車』に続き、撮影監督ヴィットリオ・ストラーロとタッグを組んだ。

 『君の名前で僕を呼んで』で数々の賞にノミネートされ話題を呼んだシャラメが演じるのは、生粋のニューヨーカー・ギャツビー。『マレフィセント』シリーズのファニングは、アリゾナ出身の無垢なガールフレンド・アシュレーに扮し、コメディエンヌぶりを発揮。そして世界的歌姫で、『デッド・ドント・ダイ』など女優としても活躍するゴメスが、ストレートな物言いの知的な女性・チャンを演じる。そのほか、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバーらが共演する。

映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』海外版予告

 公開された海外版予告は、ギャツビーがガールフレンドのアシュレーから、マンハッタンで映画監督ローランド・ポラードに取材する機会に恵まれたことを報告されるシーンから始まる。ニューヨークに到着して早速、監督へ取材するアシュレーは、ポラードから「せっかくの機会だ。特ダネが欲しいだろ」と新作の試写に誘われ、ギャツビーとの約束をキャンセルし、脚本家のテッド・ダヴィドフや、人気俳優のフランシスコ・ヴェガとの、煌びやかな世界の住人たちとの予期せぬ出会いの連続に「最高の1日だわ!」と興奮する。

 一方、アシュレーに約束をドタキャンされたギャツビーは、学生映画を撮影中の旧友に偶然再会し、自分の元恋人の妹チャンとのキスシーンにエキストラとして参加し、熱い口づけを交わしてしまう。全く計画通りにいかない週末に、「アシュレーと週末を過ごすはずが、僕は独りで何してるんだ?」という台詞と共に、ギャツビーの表情が、軽快なジャズピアノの音楽に乗せ描き出されている。

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■公開情報
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』     
今夏、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
提供:バップ、シネマライズ、ロングライド
配給:ロングライド
2019年/アメリカ/英語/92分/ユニビジウム/カラー/5.1ch/原題:A Rainy Day in New York/日本語字幕:古田由紀子
Photography by Jessica Miglio (c)2019 Gravier Productions, Inc.
(c)2019 Gravier Productions, Inc.
公式サイト: https://longride.jp/rdiny

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