王道ラブコメで証明された、佐藤健の真の凄さ 手のひらで転がされていた『恋つづ』の3カ月
佐藤健が明かした「思考」の重要性
「もっとキュンキュンさせられる」と、台本にないセリフや動きを加えて、調整していたのも佐藤健の仕業だった。さらに、天堂の心の動きを投影したような、衣装の変化も彼のアイデアだったと語られている。まんまと、この3カ月間、我々は佐藤健の手のひらで転がされていたのだ。
佐藤健は以前インタビューで、「こんな大人の男性になりたいというイメージは?」という問いに対して「どんなクエスチョンに対しても自分なりの答えがある人」と答えていた。「人間の頭の良い悪いは思慮深さ」「今取るべき行動は何かを、時間をかけてでも考える」と続けていた。
そう、佐藤健という人は考える俳優なのだ。その思考量にこそ、人は魅了される。きっと「佐藤健がモテるのなんて、イケメンだからでしょ」と言う人もいるかもしれないが、顔立ちがキレイな男性が全員キュンが生み出せるかといったら、そうとは言い切れない。
何を求められているのか。どうしたら相手が喜ぶのか。自分の立ち位置を正確に理解し、相手の些細な機微から求められているものを察する力。美しい顔立ちに甘んじない、ストイック(STOIC)なサービス(SERVICE)精神。ダブルのドSっぷりに、好感度は上がる一方だ。
令和の色男、佐藤健が仕掛ける『恋はつづくよどこまでも』も、残すところ最終話のみ。ロス不可避な甘い時間を、余すことなく楽しもう。きっとドラマが終わっても、すっかり魅了された視聴者の佐藤健への恋はつづくよどこまでも……と覚悟しながら。
■放送情報
火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』
TBS系にて、3月17日(火)22:00~23:12放送(15分拡大スペシャル)
原作:円城寺マキ『恋はつづくよどこまでも』(小学館 プチコミックフラワーコミックスα刊)
出演:上白石萌音、佐藤健、毎熊克哉、昴生(ミキ)、渡邊圭祐、瀧内公美、吉川愛、堀田真由、香里奈、平岩紙、片瀬那奈、蓮佛美沙子、山本耕史
脚本:金子ありさ
演出:田中健太、福田亮介、金子文紀
チーフプロデューサー:磯山晶
編成・プロデューサー:宮崎真佐子
プロデューサー:松本明子
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS (c)円城寺マキ/小学館
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koitsudu_tbs/
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